辛いものが好きな地方は...
2012.09.30
どちらかというと華北に近いあたりの出身の顔見知りの女性と
辛い食べ物が苦手だという話になりました。
そして、「四川料理とか、湖南料理なんて信じられないよね!」と二人で盛り上がり、
辛いのが好きなのは、四川、湖南、貴州、江西だねという話に。

そして、
四川人不怕辣,湖南人辣不怕,江西人怕不辣。

という慣用句を教えてくれました....
よく考えたら、知っていたはずなのだけれど.... (^^ゞ

四川の人は辛いものを恐れず、湖南の人は辛いことを恐れない、江西の人は辛くないことを恐れる... ってところでしょうか。

四川の人、湖南の人、江西の人と不怕辣、辣不怕、怕不辣、 の組み合わせはいろいろあって、
また江西が貴州だったりします。
なので、その組み合わせどれが正解なのか、判断しかねるのですが、
とりあえず、顔見知りの彼女の言葉を載せました。

とにかく、この四つの地方の人たちは辛いものが好き。

不怕辣:辛いものを恐れない
辣不怕:辛いことなんて恐れない
怕不辣:辛くないことを恐れる

一番辛いものが好きなのは、怕不辣ですね。

それぞれお国自慢も入ってきますから、いろいろな言い方になったのでしょう。

江西出身の、顔見知りの女の子があるとき、私の買った唐辛子を見て、
「その唐辛子、辛くないわよ!」
「知っているから、買ったのよ!」という私に、唖然としていました。
「辛くない唐辛子なんて唐辛子じゃないじゃない!」.... 
確かに!
ふと思い出したこと....
2012.08.15
野菜を買いにいって、ふと....

昔は、大根やセロリなんて考えられなかったなぁ....

となんとなく、思いました。

そういえば、こんなことがありました。

「(訪中中の)イギリスのサッチャー首相が、新街口市場視察するんだって!!!」
(もしかしたら別の市場だったかもしれません...)
との情報が、留学生の間に流れました。
「それじゃ(万難を排して)行かなきゃ!!!!」
どうして!って、こういうときは、普段は出回っていない、特別階級に出回る野菜が、並べられたんですよ。
「レタスが、並ぶってよ!!!」
というのは、どこからの情報だったのか....
当時、冬になったら白菜しか野菜はない、夏の間も、その時々の野菜だけ...
日本で言ったらバブル直前の時代です。

ふと思い出したことでした...
塩アイス
2012.07.25
包装が気になったので買ってみたアイスキャンディー。
なんと塩アイスでした。

夏令防暑  降温佳品
補充塩分  風格独特

と包装にプリントされています。

味は、素朴な昔風味で、仄かにしょっぱい感じです。
でも食べた後はすっきり!!!

日本でも、夏用に塩アイスなどがあるようですね。
やっぱりこのところ毎年酷暑になるせいなのでしょうね。


臘八醋(十二月八日の醋漬のニンニク)
2012.01.10
臘八醋(十二月八日の醋漬のニンニク)

農暦(旧暦)の十二月八日にはニンニクを酢につける習慣があります。
きれいに洗って、皮をむいて、大きなビンに入れ、米酢を入れてふたをしておき、大晦日の晩に、餃子のあてに食べるのです。ニンニクは、色が青緑です。酢の影響でニンニクがその色に変わるのですが、きれいな色がついたときはうれしいものです。ニンニクはそれほど辛くもなく、餃子のあてにするのにちょうどよいのだそうです。(実はぽんずはナマのニンニクが苦手なので...伝聞調です)
写真は、「臘八蒜」。
写真よりも実物はもっときれいな色です。



ニンニク以外に酢は、餃子をつけて食べます。もともと中国では餃子は酢で食べます。日本のように醤油と酢と...という調味料を使いません。一般には「香醋」という酢を使いますが、最近では「餃子醋」というものも売られています。さて、大晦日にはその香醋ではなく、「臘八醋」に餃子を付けて食べます。酸味のなかにニンニクの辛さが程よくきいていてとてもおいしいものです。

はてさてこの「臘八醋」ですが、最近は臘八に作るとニンニクが漬かり過ぎるという現象が起きています。というのは昔、暖房も余りなかったころだからこそ十二月八日に漬ければ大晦日には兆度良いニンニクの酢漬けができたのです。ところがこのごろでは室内の温度が高くなり、早く漬かってしまうようになりました。そのため、李華さんはもうちょっと遅くニンニクをつけるといっていました。

その実、ドレッシング用に私もニンニクの醋漬を常備しているのですが、あっという間においしい「ガーリックビネガー」が出来ます。皆さんもお試しください。

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