『西湖から包頭まで』
2018.01.28
寒くて、外に出る気にもならず、
ちょっと前に電子書籍で入手した古書『西湖より包頭まで』(kindle版)
少しずつ読んでいます。
頭の中は1924年に旅しています。(^▽^)



この本は
「大正15年(1926)刊の国会図書館所蔵本を画像のまま復刻」
したものだそうです。
なので、読みにくいったらありゃしない(笑
いろいろと考え、タイピングすることにしました。
読み返すことを考え、漢字は新字体、またひらがな表記がい一般的になっている言葉はひらがな表記で書いています。

単位がおもしろいです。
「粁」:キロメートル、「浬」:海里
「哩」:マイル、「呎」フィートはわかりましたが、
「尋」(ひろ)という単位はわかりませんでした。
1尋は、両手を広げた長さのことだそうです。5尺1.5または6尺1.8メートルだそうです。
今回は水深についてかかれていたので、1.8mなんですね...
度量の単位は古今東西いろいろありますし、
同じものを使っていても時代で違ったり、場所で違ったり興味深いのですが、難しいです。

書籍名は『西湖から包頭まで』
西湖: 浙江省杭州 から 包頭:内モンゴル自治区
なのですが...
大正十三年9月神戸を出発、長崎に立寄って、上海到着。
現在、上陸した上海をうろうろしています。(^^ゞ 1924年9月です。

著者の藤田元春氏は地理学者ということで、
地理的な情報もなかなか面白く読んでいます。
縦書きで数字が漢数字なので、読解が大変なのですが、
横書きでタイピングしているので、タイピングするとわかりやすくなって楽しいです。

今住んでいる蘇州や、第2の故郷である北京についても早く読みたいなぁと
タイピングに飽きたときにちらっと読んでみたり... (^^ゞ

書籍紹介

地理学者・藤田元春(1879-1958)による1920年代中国旅行記『西湖より包頭まで』!中華民国の北洋軍閥時代の1924年(大正13年)、三高教授になったばかりの藤田元春が上海から漢口北京とめぐり、当時旅行者の少なかった北西部の包頭まで足をのばした旅行記。ちょうど直隷派と奉天派の内戦(第二次奉直戦争)であり、戦争が展開していく様もうかがえる。大正15年(1926)刊の国会図書館所蔵本を画像のまま復刻。


興味ある方はぜひ!!!
北京を知るための52章(明石書店)
2017.12.29
明石書店: 北京を知るための52章




北京に「住む」あるいは「住んだ」人の視線で、北京の歴史や暮らし、食文化、文化・芸能、社会などを紹介する。もっと北京を知るための主要参考文献や、コラムも収録。

1980年代の北京から現在の北京まで。
その時代時代に暮らしてきた日本人の姿が思い浮かびました。



~>゜)~<蛇足>~~

御縁があってこの本にかかわらせていただきました。
北京の諸先輩、専門家の方々がいろいろと書いていらっしゃいます。


北京を知るための52章(明石書店)


连环画(連環画)
2017.10.25
私の本棚は、本棚なのですが、なんでも飾ってあるというより、
あれやこれやが雑然と放り込まれている状態です。
1年に何度か、あんなものがあったこんなものがあるとひっくり返すのも楽しいです。

この薄汚れたビニールバッグに入っているものを今回はご紹介します。


中に入っているのは小さな本、15冊。
いったい何なのかというと、连环画(連環画)中国の古典『紅楼夢』全15冊です。




连环画(連環画)はよく中国の漫画と言われますが、
中を見てもらうとよくわかるようにどちらかというと絵本のようなものです。
でも、読むと漫画と言われるのがわかる気がする不思議な本です。


手のひらほどの大きさで、かつては子供から大人まで貸本屋などで楽しんでいました。
手元にあるものは現在古典の『紅楼夢』だけですが、
子供向けのお話から革命戦士もの、古典までいろいろな本がありました。
現在では骨董市などに並ぶ、骨董品になっています。




連環画を絵本にしたものもありました。

古いものでは、英中対訳の『中国神話シリーズ』


そして収蔵版シリーズ『連環画収蔵珍品』の2冊
古典の『西廂記』、『白蛇伝』です。




読書の秋、いつもとは違った本を開くのも楽しいです。







~>゜)~<蛇足>~~

『紅楼夢』に『西廂記』、『白蛇伝』...
なんと少女趣味(^^ゞ
でも、かつては『三国志演義』も持っていました。
こちらはアメリカ時代、三国志大好き!な知人の息子さんにプレゼントしして手元に残っていません。
『三国志演義』の連環画は、実家に陳舜臣氏の翻訳ものが残っているはず。
いつかは手元に引き取りたいです。
廉頗将軍
2016.11.17
日本で人気の漫画『キングダム』に登場する廉頗将軍を見つけました。

1980年発売の切手セット『京剧脸谱(京劇隈取)』。

 


ちなみに、漫画『キングダム』廉頗将軍はこちらです。





廉頗将軍は中国の子供向けアニメを見つけました。
京劇「将相和~しょう あいわす~」 です。


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ついに購入『蘇州古城地圖集』
2016.08.08
長い間欲しかった古呉軒出版社の『蘇州古城地圖集』をついに購入。お値段は200元。(ちなみに定価280元)



うれしい!うれしいのですが...
気軽に眺められるサイズではないのが玉に瑕。
床に広げて眺めているだけでも楽しいです。

20枚の地図が収められているのですが、一枚一枚が大きいんです。
蘇州の一番古い地図。『平江圖』(1229年(南宋))。これは石碑に彫られたものなのですが、拓本を原寸大のままプリントしたもの。

(地図の横の物差しは、1ヤード(0.91メートル)です。)

一番の目的の地図は、民国期の観光地図なので、普通に広げてみることのできるサイズですが...

でもでも、見ているだけでワクワクしてしまいます(^^ゞ

まずは、解説本をじっくり読みます!

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