蘇州の絵地図 いろいろ
2016.08.12
地図を眺めるのが好きなのですが、
もちろん絵地図も好きです。
観光地などもイラストで描かれていて、
楽しめます。

今回は、蘇州の絵地図3種を紹介します。

○『夢蘇州』
かなり意匠化されていて、ポスターとしてぐらいにしか楽しめないなぁ... と
碁盤目状の道が、かなり歪んでいますしね...
でも見ている分にはかなり楽しかったです。
道の名前、建物の名前は、中国語と英語で書いてあるので、
お土産にもいいかなぁと思いました。





○『蘇州小吃地図』
食べ物屋さんめぐりに役立ちそうな、地図です。
ちなみに「小吃」とは大衆料理というニュアンスの食べ物です。
地図の中に書き込まれている建物は白壁に黒瓦の伝統的なもの、また地図の上のほうに描かれている列車は蒸気機関車。
伝統的な食べ物屋さんの地図というような雰囲気です。
麵のお店ってけっこうあるのだなぁ...と見ていて思いました。





○『蘇州恋愛地図』
なぜに恋愛地図なのかわかりませんが...
蘇州の観光名所あちらこちらが、描かれていて、見ていて楽しいです。
そうなると、じっくり見てしまい、こんなところに、あんなところ、こんな場所なんだ!と初めて気づいたり。
涼しくなったら、気になる場所を訪ねてみたいです。





『夢蘇州』 出版:中華地図学社 定価:15元
『蘇州小吃地図』 出版:中国鉄道出版社 定価:10元
『蘇州恋愛地図』 出版:中国鉄道出版社 定価:10元
2016.08.12 15:40 | 固定リンク | 地図など
手持ちの地図あれこれ
2016.08.10
先日『蘇州古城地圖集』を購入したのですが、
中国関連ではこんなものを持っています。
地図、好きなんです(^^ゞ


北京历史地图集 主編:侯仁之(北京出版社、1988)
中国史稿地圖集(上・下) 主編:郭沫若(中国地図出版社、1990)
简明中国历史地图集 主編:谭其骧 中国社会科学院(地図出版社、1991)
明清北京城圖 編纂:中国社会科学院考古研究所(地図出版社、1986)


中国歴史地圖集 全8冊 主編:谭其骧 中国社会科学院(地図出版社、1987)

北京历史地图集はサイズも、重さもあって、それを酷使したのでかなりボロボロ。
简明中国历史地图集は大学時代に使っていたものなのですが、ぼろぼろになって、ハードカバーのものに買い替えたので、まだぴかぴか。

地図は見ているだけでも楽しいです!
2016.08.10 14:41 | 固定リンク | 地図など
七夕
2016.08.09
『雍正十二月行楽図軸』から『七月乞巧』


宮中の后妃、七月は桐の木陰で針占いをするの図
(乾隆年間の「月曼清遊図冊」から)


七夕の針占い(北京風俗図譜から)


針占いは...
水盤に針を落として、針の影を見て、
お針仕事の上達を占うのです。
お針仕事というあたりが、織姫にちなんでいるともいえますね。
そのことから、七夕を、女の子のお節句ともいうようです。
中国国旗、豆知識!
2016.08.09


























名 称
中国の国旗は、「五星紅旗」

1949年10月1日の中華人民共和国成立を前に制定された。
制定まで 1949年06月16日 政治協商会議にて、新しく成立する国家の国旗国章国家について協議が始まる。
1949年07月14日 新聞で国旗のデザインを募集する。(~8月15日)3012のデザインが集まる。

1949年09月00日 38のデザインに絞られる。うち毛沢東が興味を示す。

1949年09月27日 曾聯松デザインの五星紅旗が国旗に決まる。

候補になったデザインは...

 
星の中国共産党(或は中国人民)と横のラインは黄河をあらわしている。


上記に中国の大河長江を加えたもの。


 
そしてさらに珠江を加えたもの。

などがあった。

 
最初に曾聯松がデザインしたものは星が直線に並んでいた。これは階級のそれぞれの地位を暗にあらわしていたようだ。


 
その後小さな星が円を描くように大きな星を囲む形で団結を表し、大きな星に共産党の象徴のハンマーと鎌が加わった。


最終的に、共産党の国ではなく、「人民の国」であることを示すためにハンマーと鎌はデザインから削除された。

国旗法より 国旗に関する法律は、1990年に施行された「中華人民共和国国旗法」があります。
・国旗の掲揚時には、国旗を旗竿の最上部まであげなくてはならず、降納時に国旗を地面につけてはならない。 ...そのために2分7秒で降りてくる国旗を一名の兵士は両手で受け止め、もう一名がすばやくたたむ...という解説が、どこかにありました。。

・破れたり、汚れた国旗、または色あせたり、規格外の国旗を掲揚してはいけない。...そのため大きな祝日には新しい国旗を掲揚する。...また国旗の損傷を避けるため、一枚の国旗は10日を超えないようにする。 とのことですが、こういう運用規定はどこに出ているのでしょうか。

・「早晨」(早朝)に掲揚、「傍晩」(夕方)に降納する...天安門前広場の国旗の掲揚は日の出とともに行い、降納は日没とともに行われます 。観光の名所のひとつにもなっています。新聞には国旗の掲揚、降納時間が載っています。もしその時間が知りたい方は北京観光局のホームページ(日本語)をご覧ください。

・少数民族については、春節に国旗を掲揚するか否かは地方行政機関の判断に任せる。また少数民族の祭日および祝日に国旗の掲揚を行ってもよい。 ...春節をお正月としてお祝いしない民族もいるんですよね。そういう人たちにも配慮しているようです。
その他 ・現在の天安門前広場の旗竿は2本目。最初のものは1949年の開国大典の折に設置されたもので高さ22m。現在のものは1991年に設置された32.6mのもの。







参考ページ:香港升旗隊總會 → 「国家的象徴」

リオ五輪で、国旗にケチが付いた中国国旗。
以前、国旗の制定までについて調べたことがあったので、
それをしょうかいします。
リオ五輪の国旗のどこがおかしかったのか、理解していただけたうれしいです。

2016.08.09 16:13 | 固定リンク | 未分類
蘇州古地図 『平江圖』
2016.08.08
『平江圖』

百科事典によれば


中国,南宋時代の蘇州(当時蘇州は平江府といわれた)市街地図を刻した石碑。1229年(紹定2)の製作と考えられ,蘇州市の旧孔子廟内に現存する。中国最古の都市地図の一つで,城と堀,街路,水路,区画はもとより,官庁,寺廟等の建築が正確,詳細に記入され,中国都市発達史の研究資料として重要である。


という『平江圖』の拓本の写のプリントものを入手しました。
(『蘇州古城地圖集』古呉軒出版社)

蘇州はちょっとかわった街で、
春秋時代現在まで、原型がある程度保たれているのです。
だから、南宋時代、1229年(紹定二年)に作られた『平江圖』をみてもおおよその場所は予測できますし、
いろいろな時代の地図をみて、変化を楽しむこともできます。

こちらは拓本版


そして、拓本をもとに書いた地図


まず最初に、歴史に残っている、蘇州のベースを頭の中に叩き込みたいです。

プリントものの、大きさは

地図の横に置いた物差しは、1ヤード(90cm強)です。

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