葬礼: 小屋掛け
2016.02.29



家人がなくなると、門の両脇に貼られた「春聯」が白い紙で覆われます。
「春聯」には赤い紙に新年を迎えるにあたってのおめでたい言葉が書かれおり、毎年新年を迎えるときに張り替えますが、年中貼られていますので、こういった対応が必要です。

そして中にはには、草で編まれた日よけのようなもので小屋掛けをして、
弔問客を接待するための場所がを設けます。


~>゜)~<一言>~~
職人さんたちが忙しく小屋掛けしているのを、
子供たちが珍しそうにみているのが興味深いです。
2016.02.29 13:23 | 固定リンク | 北京風俗図譜
葬礼: 遺体安置
2016.02.29
以前、婚礼についてご紹介したので、今回は葬礼についてご紹介します。

日本では、黒が弔事のいろですが、中国では白が弔事を表し、
白事というと、お葬式のことになります。



死者は晴れ着に着替えさせ(死ぬ前に着替えさせることもあります)簡単な死者の寝床に移されます。
日本では、あの世への旅立ちということで昔の旅姿がかつては一般的でしたが、
中国では一番の晴れ着を着せるか、正装をさせます。

そして死者の足を「絆脚糸」という麻縄で縛ります。
これは悪霊が乗り移って悪さをすることを防ぐためです。
この糸は次に生まれるまで魂についているため、
中国では赤ん坊が生まれると、両足の間を切るような真似をするそうですが、それでようやく両足が自由になるのだそうです。

遺体の傍らでは、あの世への道を照らす灯がともされ、紙で作られたお金が旅路で困らないようにと燃やされます。

遺族が悲しみに浸る中、占い師が呼ばれ、葬儀の日程が詳しく決められます。
2016.02.29 13:14 | 固定リンク | 北京風俗図譜

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