◇ 毎年大晦日には、長テーブルを庭に置き、百神図を祭る。
百神図とは、天地三界の八百万の神を描いた絵のことだ。
この百神図の前に果物の砂糖漬、リンゴ、干し果物、マントウ、精進料理、正月用の餅などを並べる。
これを全供という。供物の上には草で作った八仙人や造花の石榴、紙の銭などを串刺しにして飾る。
これを供物花という。
神迎えのときに百神図は焼いてしまうが、供物だけはその後も飾っておき、引き続き焼香などを行う。
これは提灯祭りまで続く。
これを天地のお供え机という。
訳注:
八仙人:日本の七福神に似た中国の神様たち。男性7人、女性1人。
百神図:原文では「百分」ですが、わかりやすく百神図と意訳しました。 マントウ:中国語で「饅頭」。日本の饅頭とはことなり、中華まんの餡の入っていないものといったもの。中国の北方の主食になっています。
提灯祭り:中国語では「灯節」。お正月の行事。「一月 提灯祭り(提灯の節句)」
喜神:吉祥の神
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