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・紅手形
・切り紙掛け
・天地の供え机
・年送りの挨拶
・神迎え

 

燕京歳時記 十二月 「唐の花」


花売りの人達は、温室で育てた花を「唐の花」と呼ぶ。
毎年、年越しにこれを買って、贈答に使う。牡丹は美しく、金柑は黄色く実った実の重さで枝を垂れ、一面が花の香りで満たされる。
温かな香りは鼻をうち、春の盛りを一堂に迎えたかのようだ。
だから別名「堂花」ともいうのだ。

『日下旧聞考』には

都では十二月に牡丹、梅、桃、探春花などの花が売られる。これらは温室に置かれ火で暖めて咲かせたものだ。これがいわゆる唐の花である。この温室で育てる方法は漢の時代にもあったという。漢の時代、大臣の庭園で冬にねぎ、にんにく、野菜などを育てていたが、屋根を覆い、昼夜火をたいて温度を上げ、それによって収穫があったという。召信臣という官僚は少府の役人をしていたとき、季節はずれのこういったものは人を害するので皇帝に献上してはならないと考え、奏上して、季節はずれのものの献上を止めさせた。しかし、唐の時代の詩に「内園分得温湯水、二月中旬已進瓜(内庭をわけ、温水を得た。二月中旬、瓜を収穫、献上した)」と詠まれている。これも温室栽培によったものだ。

と書かれている。


訳注:


2002/01/14
改稿2012/01/06

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