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・除夜
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・年越しのお供え
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・金のなる木
・お年玉
・紅手形
・切り紙掛け
・天地の供え机
・年送りの挨拶
・神迎え

 

燕京歳時記 十二月 「門神」


門神はみな、甲冑をまとい、矛を持ち、弓を懸け、剣を差している。
この神々は伝説の神荼(しんと)と鬱壘(うつるい)だとか、秦瓊(しんけい)と尉遅敬徳(うつちけいとく)だとかいわれているが、実際はそうではない。
これらは門神なのだ。
そもそも門は家中で祭らなくてはいけない「五祀」の筆頭で、門神は邪神ではないのだ。
都の人達は、門神を神であるといいながら、特別に祭っていないので、実際の門神の意味をなくしているといえる。


訳注:


2002/01/14
改稿2012/01/06

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