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燕京歳時記 七月 「カササギの橋」


都の女たちは七月七日に、水を張った碗を日向に置き、そこに針を投げ入れる。

七月七日の朝、カラスやカササギが飛んでくるのが遅いのは、カササギが橋をかけに行くためだといわれている。

『日下旧聞考』には、

金や元の宮中では七月七日にカササギ柄の衣装を、一月十五日には灯篭柄の衣装を、そして端午には瓢箪柄の衣装を着た。

と書かれている。 季節に趣きを添えた趣向があったようだ。


訳注:

カササギが:スズメ目カラス科の鳥。七夕の夜には、織姫、牽牛のために橋をかけるといわれている。


2001/08/05
改稿2010/07/16

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