◇ 燕京歳時記 七月 「カササギの橋」 ◇都の女たちは七月七日に、水を張った碗を日向に置き、そこに針を投げ入れる。 七月七日の朝、カラスやカササギが飛んでくるのが遅いのは、カササギが橋をかけに行くためだといわれている。 『日下旧聞考』には、 金や元の宮中では七月七日にカササギ柄の衣装を、一月十五日には灯篭柄の衣装を、そして端午には瓢箪柄の衣装を着た。 と書かれている。 季節に趣きを添えた趣向があったようだ。 訳注: カササギが:スズメ目カラス科の鳥。七夕の夜には、織姫、牽牛のために橋をかけるといわれている。
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燕京歳時記 七月 「カササギの橋」
都の女たちは七月七日に、水を張った碗を日向に置き、そこに針を投げ入れる。
七月七日の朝、カラスやカササギが飛んでくるのが遅いのは、カササギが橋をかけに行くためだといわれている。
『日下旧聞考』には、
金や元の宮中では七月七日にカササギ柄の衣装を、一月十五日には灯篭柄の衣装を、そして端午には瓢箪柄の衣装を着た。
と書かれている。 季節に趣きを添えた趣向があったようだ。
訳注:
カササギが:スズメ目カラス科の鳥。七夕の夜には、織姫、牽牛のために橋をかけるといわれている。
2001/08/05 改稿2010/07/16
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