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燕京歳時記 七月 「針投げ(針占い)」


都の女たちは七月七日に、水を張った碗を日向に置き、そこに針を投げ入れる。

そして針が水面に浮びあがったときに、底に映った影をみる。

花を散らしたように動いたり、雲が流れるように動いたり、また映る影は細かったり、太かったり...。

その影の形によって手先の器用さを占う。

これを俗に”針投げ”という。


訳注:

針占いの方法

1. 七月七日(旧暦)の正午に、水を張った碗を日向に置き、しばらく。
2. しばらく置くと、埃などが水面を覆ってくる。
3. 縫い針を碗に投げ入れる。
4. 針が浮かび上がってくるのを待つ。
5. 浮かび上がった影を見る。

結果

  雲、花、鳥獣などに影が似ていたら、お針仕事は上手になるでしょう。

  糸のように細い影や、槌のように太い影だった場合、
  お針仕事は苦手かもしれません。 


2001/08/05
改稿2010/07/16

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