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十二月  
 

燕京歳時記 十一月 「冬至」


冬至は天を祭る節句だ。官僚達は皇帝に祝賀の意を表す。一般には特に祭りは行わず、夏至に麺を食べるように、この日には[食昆]飩(ワンタン)を食べる。だから都には「冬至にワンタン、夏至に麺」ということわざがある。

『漢書』には

冬至には陽気が起き、君主の治道も長ずるということで慶賀する。しかし夏至には陰気が起きるので慶賀を行わない

と書かれている。また『演繁露』には、

ワンタンは塞外つまり長城の北の渾氏と沌氏が作ったものだ

と書かれているが(中国語では飩と渾沌は同じ発音(フンドゥン))、特に言及する価値があるものでもない。
ワンタンは形が鶏卵に似ていて天地が渾沌としていた時代の形に似ているといわれている。そのことから冬至にワンタンを食べるのだ。もし『演繁露』の説明のようであったら、何がでなにが飩なのだろか。説明になっていないと思う。


訳注:


2001/11/07
改稿2012/01/06

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