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蟒袍 ◇ 補服 ◇ 朝帽と頂戴 ◇ 朝珠、朝靴、腰帯 ◇

官服のデザイン


「補服」は上着で、蟒袍の上に羽織ります。
胸の部分には文武官位が明白な刺繍が施されていました。

補服

この胸の部分の刺繍を「補子」といいます。
これは文武官位が誰にでもわかるようになっています。いわゆる階級章の大型版といったところでしょうか。
日本で言ったらなにに相当するんだろう... といろいろ考えて羽織などに入れる家紋を思い出したのですが、それとは違いますね。家単位ではなく、官位単位ですから....

「補子」はまず文武で分かれます。文官は鳥類、武官は獣類。ちなみに獣では空想上の動物も含まれています。

そして官位によって、さまざまな生き物があてられていますので、それについては下の官位ごとのデザインを参照してください。

ふと、日本の家紋を思い出したのですが、こちらは、身分というもっと大きなくくり...。

「補子」に施されていた文武官位ごとのデザインは以下の通り
(武官は獣、文官は鳥類)

武官の官位ごとのデザイン
一品:麒麟 二品:獅子 三品:豹
四品:虎 五品:熊 六品:彪
七品:犀牛 八品:犀牛 九品:海馬
武官の官位ごとのデザイン
一品:鶴 二品:錦鶏 三品:孔雀
四品:雁 五品:白鷴 六品:鴛鴦
七品:鸂鶒(おおおしどり) 八品:鵪鶉(うずら) 九品:練雀

2012/04/24

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