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明宣宗行楽図~投壷


『明宣宗行楽図』の一部、投壷の図です。

投壷は、単純に言うと矢を壷に向けて投げて、壷に入った矢の数で勝敗を決めます。
この図は、宣宗が矢を投げようとしている場面を描いた図です。

とても古く、「礼記」に賓客をもてなすときの儀礼として記載されています。
主客それぞれ4本の矢を投げ、壷に投げ込まれた矢の数を競い、
負けたものは、罰則として酒を飲ました。

その後、さまざまなルールができて、壷にどのように矢が入ったかでいろいろなポイントが得られるようになりました。

酒宴での出し物としては、とても盛り上がったようで、中国ばかりではなく伝わった日本でもはやりました。日本でも何度も禁止令が出たようです。

 →  明宣宗行楽図

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画像は、故宮博物院のサイトから
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2012/11/08

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ご参考: 投壷


壷に入った形にいろいろな名前がついていました

画像は百度百科の「投壷」から