三伏(さんぷく サンフゥ)
冬に「数九(シュゥジュゥ)」をするように、夏には「数伏(シュゥフゥ)」があります。これは「九九」を数える「数九」と違って、ちょっとややこしいのが特徴です。 「夏至三庚便数伏」と中国語ではいいますが、夏至のあとの3回目の「庚(かのえ)」の日が「初伏」にあたると言う意味です。そして4回目の「庚」の日が「中伏」、6回目の「庚」が「末伏」となります。 この「三伏」が一年間でももっとも暑い日といわれています。2012年の今年は、夏至が 6月21日で、初伏が7月18日、中伏が7月28日、末伏が8月17日になります。ということは、7月18日から8月17日のあいだが一番暑いということですね。 夏至から初伏までの日数は毎年違っています。21日から30日の間です。ですから、夏至から暑さの過ぎる末伏までは少なくとも51日あり、立秋を過ぎるまで暑さは残るということになります。「秋後有一伏(秋の後に一伏あり)」という言葉がそのことを表しています。 |
改定2012/06/14
2000/07/01