北京に暮らして
 
31:春節はやっぱり廟会 

2003/02/02

春節はやっぱり廟会めぐり。

といっても「廟会(みゃおほぃ)」ってなに?といわれると思います。
簡単に言うと「縁日」出店などのこと。
神社仏閣……中国ではそうは言いませんが、
仏教寺院、道教の寺院などの門前に出る縁日出店のことです。

かつてはいろいろな神様仏様の縁日に開かれていましたが、
現在では春節のときだけ開かれます。

宗教色が強かったので一時期中断していましたが、
1980年代に復活しました。

何があるのか。
食べ歩き、そして民芸品を買って……
日本の初詣や七日堂参りなどの参道を想像してください。

その人出たるや、人口の多い中国の事ですから、
これまた凄いです。
特に、お正月の間は何もする事がないので、
この廟会に人が集中するわけですからまた凄い。

またほろ酔い気分で出かける人も多いので、
「バイジュウ」の匂いもあちらこちらから漂ってくるし……

そういいながらも、やっぱり出かけるのが廟会。

今年は、 書画骨董で有名な琉璃廠のある「廠甸廟会」は
留学生達が中国の宮廷衣装を着て繰り出すとか、
朝陽公園では外国風の縁日とか、趣向が凝らされているようです。

そして、今年新たに始まった廟会は、頤和園の廟会。
乾隆帝時代の宮廷廟会が、再現されているのだとか。

北京の一年は、初詣ならぬ廟会めぐりで始まります。

 
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。

<<WEB_熱線>>=市井から見た中国=登録は↓をクリック!
http://chinachips.fc2web.com/common/mailmag.html


Back 北京に暮らして Next

 


>> TOP >>

(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009