北京に暮らして
 
30:たべもの雑感

2003/01/27


│もうすぐ、春節ですね。

│北京は相当前に爆竹が禁止になり、気合抜けの春節ですが、
│最近では郊外のリゾート施設に泊まり込みで出かけ、
│爆竹を鳴らしたりと春節を祝うようです。

│そんな北京、春節前後のリゾート施設の予約率は90%以上だとか。

南方の人達はよく猫を食べるのだそうな。
そんな記事が新聞に載っていた。
猫は、冬によく食べられるのだと、その記事には書いてあった。

そういえば、ロバ肉が流行っているという記事も読んだことがある。
ロバ肉を食べるのが流行っていて、東北から南方に、
相当数が売られていると いう内容だったと思う。

広州の大学に留学していた友だちは、食事に招待されたときに
スープの中にハツカネズミが入っていた!と、涙ながらに話してくれた。

北京で最近、蛇がよく食べられるようになったのも、
南方の影響だと誰かが話してくれた。

中国人は、
飛んでいるものは飛行機以外、四つ足のものは椅子(または机)以外 なんでも食べると、
そういう言葉を聞いた事がある。
またそのように、日本の友人ばかりではなく、アメリカの友人などにも
「本当にそうなの?なにかとっても凄いものを食べた事があるの?」
などと訊かれることがある。

考えてみると、留学していたころは、時代が時代だった事もあり、
北京では、そんな珍味やゲテモノに出会った事もなかったし、
そういうものを食べたという話も聞いた事がなかった。
ただ、南方に留学している友だちから、話を聞くだけだったような気がする。

そして今だって、特に接待を受けるような身分でもなし、
また、そのような料理に興味を持っているわけではないので、
相変わらず、別の世界の料理だと思っている。

そのことを北京の友達に話すと、
「その言葉は、『中国人は』じゃなくて『南方の人達は』というのよ」
と言われた。
「北京の人は、そんなもの食べないわ!変なものを食べるのは南方の人!」
とちょっと気取った言い方でコメントをくれた。
その言い方が気になったが、こんな話を南方の人達にしたら、
「だから北京人は野暮なんだ」
なんて言われるのかもしれないなぁとも思った。

旧暦の年末年始。
これから新聞でも、食べ物の記事などが増えてくる。
自分で食べようとは思わないけれど、どんなゲテモノ、珍味が紹介されるか、
ちょっと興味がある。

みなさんは、どんな変わったものを食べた経験がありますか?

 
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。

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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009