北京に暮らして
 
21:娘の携帯電話

2002/11/25


│北京はすっかり冬になってしまいました。
│この週末雪が降るとか降らないとか予報が出ていましたが
│降りそうにもありません。
│ま、降るとなると、水不足解消のため増雪するので、
│半端な降雪量ではなくなるため、
│降ってくれないほうが良いのですが(笑)

│今年も、あとわずかとなりましたね。
│あと5週間ちょっと……
│その5週間ちょっとが、忙しいんですよね。
│14日から子供たちは冬休みに入りますし、
│それまでの間に、イベントもりだくさん。
│さすがインターです。
│ま、楽しまなきゃ!とも思っていますが。

長女は以前から一人でタクシーに乗ってクラリネットを習いに行っている。
先生は中央音楽学院の学生さんなので、
中央音楽学院に行くか、先生のアパートに出かける。

タクシーで30分(週末)の距離なので、携帯電話を持たせている。
娘がレッスンに出かけるときは、私が出かけないようにして、
ずっと 私の携帯電話を持たせていた。
それで事足りていた。

ところが学年がかわり、日曜日のレッスンに変更となって困った。
日曜日は、息子を連れて1ヶ月に2度は野球に出かける。
しばらくは、何かあったらメンバーの誰かに電話するようにといいつけ、
私の携帯を娘に持たせていた。

ところが、野球の活動の日には、突然の欠席の電話などが私の携帯にかかって くる。
そういう事が重なり、やはり娘にも携帯を持たせなくては……
と考えるようになった。

娘によるとクラスの友達も随分携帯電話を持っているという。
学校も遠いし、携帯は便利かもしれない。
しかし、すでに8つもなくした友達もいるという。
そんな事を聞くと、持たせて良いものかどうか悩む。

それに、パソコンで宿題の合間にというより、
チャットの合間に宿題をやっている事が発覚!
しょっちゅうチャット禁止になっている娘、
部屋に篭って携帯電話をかけるに決まっている。

秋に進級して、成績も若干上がったし、
それに誕生日のプレゼントも決まっていなかったので、
携帯電話を買い与えることにした。

最近ではめったに一緒に出かけない父親と買いに出かけて、
気に入った携帯を買ってきた。
買って来るなり早速友達とメールを始めた娘を見て
中国語の「拇指族」という言葉が頭をよぎった。

必要なとき以外、携帯は私の目の前に置いておくことになっている。
学校には、イベントが夜に行われるとき以外は持っていかない事になって いる。
携帯を持たせるには早すぎるとも思うのだけれど、
必要に迫られた感じだ。

これも、外国暮らしだからだろうか。

 
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。

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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009