北京に暮らして
 
12:息子の好きなスポーツ

私は野球が好きだ。

自分ではもちろんやらないが、見ることは大好きで、暇さえあれば衛星放送で見ることが出来る野球中継は見ている。
でも息子が生まれたとき、運動をするようになったらサッカーをさせようと思った。

息子が歩き出したころアメリカでサッカーのワールドカップがあり、子供たちの間でもサッカーがだいぶはやり出していた。

それに世界中を見渡せばなんのかのいってもサッカー。
野球は一部の国でしか行われていない。

どこの国に行ってもサッカーをしていれば友達を作りやすい。
そんなことを考えていた。


そして中国にやってきて、中国でもやっぱりサッカーだなぁと思っていたの
に、息子が選んだスポーツは野球。
仕方ないか、

母親がもともとはサッカー嫌いで野球好き。
しかも北京に来てすぐ日本人の野球チームのお手伝いをするようになったのだから。
それに学校もアメリカ系の学校だし。

土曜日、欧米中心の外国人のコミュニティーが主催する各種のスポーツの活動があり、息子も参加している。

たくさんの友達がサッカーに参加しているけれど、息子はまったく興味なし。
彼が選ぶのは野球かラグビー。
ラグビーのほうが、まだ野球よりは世界的に普及はしていると思うけれど。

中国語の宿題で、好きなスポーツを書かなくてはいけないときに、
「サッカーだったら楽だったね」
と言いながら野球とラグビーと書いていた。

サッカーは「足球」。
そして野球は「棒球」、
ラグビーはもっと難しい。

「だったらサッカーにすれば……」
と心の中でつぶやく母親だった。

 
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。

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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009