◇北京に暮らして
7:中国の新聞 前回、日本の新聞の海外サテライト版を購読していることを書いたので、今回は購読している中国の新聞を紹介しようと思う。
現在購読している新聞は、北京晨報と北京晩報、そしてアパートがサービスで無料で配ってくれるCHINA DAILYだ。
有名な人民日報、北京日報は政府、そして共産党の宣伝ばかり読む気もないので取っていない。
CHINA DAILY は中国の英字新聞で、あんまり情報量が多くはないのだけれど、スポーツ面にアメリカNBLの結果などが載っていたり、テニスについても四大大会の様子が結構詳しく載るので、そう言うところを読むほうが多い。
この新聞について言えば、子供たちが学校の授業で使うために持っていくこともあるので、ないと困る。
北京晩報 は昔から政治色の強くない新聞として有名だった。
最近でこそ、青年報や北京晨報などいろいろな軽い新聞が出ているけれど、北京晩報が昔は唯一の娯楽誌だった。
ニュースも庶民の生活に密着したものが多く、人々の生活を垣間見ることが出来る。
また北京の歴史、風俗などを書いたコラムには参考になるものが多く、この欄に連載されていたものが本になって出版されたこともある。
北京晨報 は名前こそ革命前の新聞が復活した形になっているが、四年ほど前に創刊された娯楽性の高い新聞。芸能欄もなかなか面白い。
生活に密着した各種の情報が多く、参考になる。
日本の新聞との違いは、これはアメリカ式とも言えるかもしれないけれど、書ききれないと「何面に続く」ということになってページをまたいで記事が書いてあること。
またページの中心部分、日本なら空白になっているところにその日のテレビのタイムテーブルや宣伝広告が印刷されていること。
それから店の安売り宣伝の折り込み広告が入ってこないこと。
とはいえ最近、マンションの宣伝チラシ、新商品の宣伝チラシが入っていることもあるので、近い将来折り込み広告が入るようになるかもしれない。
それから一般に、雑誌、新聞は中国では郵便局に購読を申し込む。
毎年11月に明くる年の新聞購読の申し込みをするのだ。
最近の新聞、たとえば北京晨報は郵便局ではなく、新聞社に購読申し込みをするのだけれど、1年間の購読申し込みをするとテレビガイドのような「北京電視報(週刊)」が無料でつくことになっている。
そうそう、もう一つ、大切な違いがある。
新聞についている漫画がないこと。
一こま漫画はあるのだけれど、アメリカの新聞にも、日本の新聞にもある四こま漫画がない。
これは期待して待っているのだけれど……。
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。 <<WEB_熱線>>=市井から見た中国=登録は↓をクリック!
http://chinachips.fc2web.com/common/mailmag.html
Back 北京に暮らして Next
>> TOP >>
(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009