北京に暮らして
 
6:日本通???

日本にいる友人に驚かれることが、私は日本のニュースを良く知っている。
時々「本当に外国にいるの?」と聞かれる。
その種明かしをしてみたい。

実は、新聞、テレビと日本にいる人たちとなんらかわらない生活をしている。
新聞は香港から空輸されるサテライト版と言う日本の新聞の海外版を購読しているし、テレビは住んでいるアパートに大きなパラボラアンテナがいくつもあり、日本の衛星放送を受信しているのでリアルタイムに日本のテレビ番組を見ることが出来る。

そして、日本で生活をしているよりは、時間の余裕があるので、新聞は隅々まで読み、テレビは暇に任せてみているので、中国で何が起きているかはわからなくても、日本で起きていることは、日本にいるときよりも良く知っている。

だから日本から来た友達と話題があわないということはなく、かえって日本のことを良く知っていると驚かれるのだ。

一歩外に出ると日本語以外の言葉という環境にいると、家の中だけでも日本語にどっぷり浸かっていたいと思うからだろうか、貪欲に、日本語を求めている
ような気がする。

だから日本の情報に良く触れるのだが、それがひどくなると、中国の情報までも日本経由で入手ということになる。
ある日、中国の情報までも日本経由で手にいれていることに気がつき、これではいけないと新聞にもなるべく目を通すようになった。

そしてわかったこと。
ある種の海外ニュースは日本のマスコミよりも報道が早く、詳しい。

それでも日本の日本語の情報が一番気が楽だ。
だから結局日本の情報通になってしまうのだ。

 
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。

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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009