北京の三面記事 8月/2000年


2000年8月15日(火)

夏の風物?男性の腹だしルック  北京晨報

真夏の炎天下、街のいたるところにお腹を出したり、上半身裸の男性の姿を見かけますが、エチケットに反していると思いませんか?オリンピック会場として立候補している北京にとって、これはマイナス要因ではないでしょうか?

立秋を過ぎたとはいえ、北京はまだ暑い日が続いている。北京のいたるところで短パンで上半身裸の男性を見かける。これはいつ頃から夏の風物になったのだろうか。

昨日、記者は二環路にでて数を数えてみた。30分という短い時間の間に17人もの上半身裸の男性を見かけた。このあたりは外国人旅行客、国内旅行客そして若い女性も多く行き来している。これらの人々は驚きのまなざしでみているが、当の本人たちは一向に気にする様子はない。これらの「裸のお客」はバスの中や料理屋の中でも見かける。そして彼らは北京なまりで話しているということを発見した。またミニバスの切符売り、屋台の店主、建築現場で働いている人たちに多く見られる。

天候がこのような人たちの出現の理由かもしれないが、同じような気候の別都市では見うけられない。ということは北京の人々のレベルが高くないということが考えられるのではないか。

北京は国際都市に発展しつつあり、都市の景観は整いつつあるがこのような人たちと近代都市の景観はマッチしない。

今、オリンピックの招致熱は高まっている。8月12日にも大々的な活動が行われ、首都の精神文明建設に彩りを添えていた。しかしこのようなものは一人一人のモラルから見えてくるものではないだろうか。

気温は依然として高い日が続いているが、北京のイメージと個人のイメージのために、「裸のお客」さんたち、シャツを着ようではないか。

◆ぽんずの一言◆
留学してびっくりしたことのひとつに、上半身裸、そしてお腹を出した男性の姿がありました。以前歳時記で取り上げようとも思ったのですが、書くにかけなかったのですが、今回新聞でも取り上げていたので書いてみました。
風物といえば、風物なのですが……目のやり場に困ります。


2000年8月14日(月)

ミニバスの全面とりしまり   北京晨報

ここ半月間に2件の死亡事故が起き、北京交流局は緊急会議をひらきミニバスの取り締まり強化を決定した。

・罰則の強化
・バス路線地区のミニバス運行禁止
・50路線の新設
・使用年限を越えた車の使用禁止

◆ぽんずの一言◆
手を上げればとまる、降りたいところで降りることができるという便利性の高いミニバスが登場したのは80年代半ば。それは画期的な出来事でした。ところが車の数が多くなるにつれ、どこにでも止まるということが交通渋滞を巻き起こし、無理な客引きがそれに輪をかけるようになりました。なんども取締りは叫ばれてきたのですが、ミニバスの便利さなどが強調され、本格的な取り締まりは行われませんでした。こんかいたて続いた2件の事故が大々的に報道され、市当局も重い腰を挙げるにいたりました。バス路線が昨年来相当数増え、ミニバスの必要性が市内ではなくなってきたということも取り締まりにむかった一つの理由かもしれません。
それでも近郊の地域はまだまだ不便だと思います。


2000年8月10日(木)

住宅の陥没  北京晨報

昨日、黄寺大街で数件の住宅が突然陥没するという事故が起きた。

正午近く、陥没した住宅付近に住む王さんは崩れ落ちる音を聞き駆けつけたときには彼女の家から15mはなれた住宅が崩れ落ちていたという。

記者が事故現場を訪れたときには、あたりは立ち入り禁止になっていた。住宅は崩壊、家具などは土に埋もれていた。ちなみに近くにはビルの工事現場がある。

今回陥没した住宅は6件。うち3件は居住者がいなかった。住民によると7月24日に地割れが起き、地面がいくらか陥没したという。今月8日の雨で地面の亀裂は大きくなり今回の陥没が起こった模様。

◆ぽんずの一言◆
昨年は建国50周年に向け、そして今年はオリンピック招致に向け驚くほどの速さで都市再開発が進んでいる。そんななか、地盤の弱い地域の、煉瓦造りの建物が被害を受けた。
近くが大きなビルの工事現場ということで、北京に住んでいて感じるに起こるべくして起こった事故とも言える。
それにしても、8日の雨は一日降り続き、降水量も大変なものだった。北京で一日振り続く雨というのは珍しいのです。


2000年8月8日(火)

王府井のビール祭り  北京晩報(前日付け)

10日間に渡った王府井ビール祭りが昨晩幕を閉じた。期間中200万人に及ぶ人たちが訪れ、沿道商店の売上は1.5億元、通常売上の30%の伸びを示した。

またこの期間中に出たごみの量は200トンに及んだ。

◆ぽんずの一言◆
北京の銀座といわれる王府井は、現在は歩行者天国となっており、夏の間は商店も遅くまであいていてよい夕涼みの場となっている。そこでのビール祭りに集まった人の数もすごい。

追記……またまたサボってしまった(^^ゞ
ま、気長に書いていこう……


2000年8月1日(火)

女子特別警察、天安門前広場に現る  北京晨報

昨日、天安門前広場に、女子特別警察隊が颯爽と姿をあらわした。22名の隊員の姿を多くの旅行客がカメラに収めていた。

女子特別警察隊の前身は、四川女子特別警察隊で今年初めに北京うつり、武装警察特殊警察学院に組み入れられた。現在隊員は50名あまりで、男性隊員と同じ訓練を受けている。

今回職務についた20数名は18から24歳で、テレビドラマ「女子特別警察隊」に出演した隊員、モーリチュースで警官教育にあたっていた隊員もいる。

◆ぽんずの一言◆
天安門前広場の安全を守る「特別警察隊」。3人組で警邏をしていますが、背も高く、どこからでも彼らの姿を見つけることができそうです。道に迷ったとき声をかけると親切に教えてくれます。天安門前のT字路の信号に立っている警官も女性がいますが、またまた、颯爽とした女性警官の姿が増えました。

 


<<Back<< News目次 >>Next>>