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中国基礎知識 国旗、国章、国歌


国 旗 中国の国旗は"五星紅旗"。

赤い地色は共産主義革命の象徴。

大きな星は中国共産党、大きな星を中心に弧状に囲む四つ小さな星は中国の人民大衆(労働者、農民、知識階級と愛国的な資本家)を著している。中国共産党の指導のもとに革命的な人民大衆が大団結する様子が描かれている。 (弧状に囲んでいることで団結を表している)。ちなみに黄色い星の色は、中国の人々が黄色人種であることを表している。

また、
大きな星は漢民族、
四つの小さな星は、満州、モンゴル、ウイグル、チベットの各民族をあらわす... 

大きな星は共産党、
小さな星はそれ以外の政党... 上記の労働者...についても、知識階級がプチブルジョア(中産階級)。

など星の意味は諸説あり。

デザインは曾聯松(当時上海現代経済通訊社勤務)、1949年9月「政治協商会議」で決定された。

中国の国旗制定のあれこれはこちら → 中国の国旗の制定まで

国 徽 中華人民共和国の国徽は、中央に五つの星の下に天安門が描かれており、周囲には穀物の穂と歯車が配されている。 1950年9月27日制定。

穀物の穂・五つの星・天安門・歯車は金色、内側は赤く色づけされている。この赤は中国では吉祥と幸運を表す伝統的な色 、金色で華麗な豪華を表している。1919年五四運動以来の新民主主義革命と労働者がリーダーシップをとった労働者・農民の人民民主制の国家の成立を象徴した。

天安門は首都としての北京、そして五四運動の始まった土地である北京の象徴であり中国人民の不屈の精神 を意味している。歯車と穀物の穂は共に労働者階級(工場労働者と農民)を象徴している。また、五つの星は中国共産党の指導のもと代団結する人民を表している。

国 歌 《義勇軍進行曲》 1935年  作詞:田漢 作曲:聶耳
(もとは、抗日戦争の映画の中に使われた曲)
1982年12月4日、全人代にて正式国歌として決定された。

歌詞、音楽など詳しくは→中国の国歌

国 花 牡丹(仮)

現在新しく国花を制定する作業が行われているらしい。候補は牡丹、蓮、菊、梅、蘭の五つ。


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