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中国基礎知識 国旗あれこれ


名 称

中国の国旗は、「五星紅旗」

1949年10月1日の中華人民共和国成立を前に制定された。

制定まで 1949年06月16日 政治協商会議にて、新しく成立する国家の国旗国章国家について協議が始まる。

1949年07月14日 新聞で国旗のデザインを募集する。(~8月15日)3012のデザインが集まる。

1949年09月00日 38のデザインに絞られる。うち毛沢東が興味を示す。

1949年09月27日 曾聯松デザインの五星紅旗が国旗に決まる。

候補になったデザインは...

 
星の中国共産党(或は中国人民)と横のラインは黄河をあらわしている。


上記に中国の大河長江を加えたもの。

 
そしてさらに珠江を加えたもの。

などがあった。

 
最初に曾聯松がデザインしたものは星が直線に並んでいた。これは階級のそれぞれの地位を暗にあらわしていたようだ。

 
その後小さな星が円を描くように大きな星を囲む形で団結を表し、大きな星に共産党の象徴のハンマーと鎌が加わった。

最終的に、共産党の国ではなく、「人民の国」であることを示すためにハンマーと鎌はデザインから削除された。

国旗法より 国旗に関する法律は、1990年に施行された「中華人民共和国国旗法」があります。

・国旗の掲揚時には、国旗を旗竿の最上部まであげなくてはならず、降納時に国旗を地面につけてはならない。 ...そのために2分7秒で降りてくる国旗を一名の兵士は両手で受け止め、もう一名がすばやくたたむ...という解説が、どこかにありました。。

・破れたり、汚れた国旗、または色あせたり、規格外の国旗を掲揚してはいけない。...そのため大きな祝日には新しい国旗を掲揚する。...また国旗の損傷を避けるため、一枚の国旗は10日を超えないようにする。 とのことですが、こういう運用規定はどこに出ているのでしょうか。

・「早晨」(早朝)に掲揚、「傍晩」(夕方)に降納する...天安門前広場の国旗の掲揚は日の出とともに行い、降納は日没とともに行われます 。観光の名所のひとつにもなっています。新聞には国旗の掲揚、降納時間が載っています。もしその時間が知りたい方は北京観光局のホームページ(日本語)をご覧ください。

・少数民族については、春節に国旗を掲揚するか否かは地方行政機関の判断に任せる。また少数民族の祭日および祝日に国旗の掲揚を行ってもよい。 ...春節をお正月としてお祝いしない民族もいるんですよね。そういう人たちにも配慮しているようです。

その他 ・現在の天安門前広場の旗竿は2本目。最初のものは1949年の開国大典の折に設置されたもので高さ22m。現在のものは1991年に設置された32.6mのもの。


参考ページ:香港升旗隊總會 → 「国家的象徴」

2005/10/02UP
校正2009/11/26

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