八旗
八旗 清の時代の人たちを紐解いていると、「旗人」という言葉に出会うことがあります。「旗人」とは日本語に言い換えれば江戸時代の旗本と訳すのが適当に思えます。この「旗人」には8つのグループがあり、それを八旗といいます。 もともと八旗は、満州族の戸籍制度と軍事制度をかねたものです。成年男子300人がニル(部隊)、5ニルでジャラン(大隊)、5ジャランでグサ(軍団、7500人)となりますが、そのグサは旗という意味で、中国語で「旗」といわれ、満州族にはもともと4旗がありました。それが後に増えて「八旗」となりました。 満州人は必ずこの軍事グループに属していて、そのグループに属している人を旗人といいます。そして旗は以下の8つがあります。 まず八旗は、上三旗とそれ以外の下五旗に分かれます。 上三旗は、皇帝直属であり、皇城警護の兵士は上三旗の兵士でした。 下五旗は、諸王(満州語でベイレ(貝勒))が統率していました。 この八旗の旗、甲冑を紹介したのでご覧ください。 |
2012/04/24