燕京雑考 目次>>

雍正十二月行楽図軸


『雍正十二月行楽図軸』は雍正帝の時代の宮廷生活の様子を描いたもので、一月から十二月まで12本の掛け軸からなります。

雍正帝は、雍正三年(1725年)8月に、先帝である康熙帝から皇子時代に賜った庭園の増改築をおこない、頻繁に円明園を訪れ滞在、宮廷が移転してきたかのようだったそうです。

『雍正十二月行楽図軸』では、それぞれの季節の行事が描かれていますが、その舞台が、円明園であるということが特徴の一つです。

 

正月観灯 二月踏青 三月賞桃
四月流觴 五月競舟 六月納涼
七月乞巧 八月賞月 九月賞菊
十月画像 十一月参禅 臘月賞雪

 


<<燕都雑考 目次