頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋
日本では夏、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますが、北京では一番暑い「三伏」には「頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋」といい、三伏の最初の初伏(ここでは頭伏)に餃子、中伏(ここでは二伏)には麺、末伏(三伏)には卵入りの烙餅という中華風クレープはを食べます。 暑いのに、なぜ餃子に、麺か...。(ちなみに北京ではゆでた餃子「水餃」が一般的です)。この時期はちょうど小麦の収穫期で、新しい小麦が手に入ります。体から大汗をかいて、初物を食べて邪気を払うという意味合いがあるようです。 末伏には中華風クレープの烙餅を食べますが、このころになると、ようやく炊事も楽になってくるので、家で、卵入りの烙餅を焼いて食べます。 日本の暑気払いに比べて質素ですが、お肉などは”上火”、漢方医学でいうところの”のぼせ”の状態になり体調を崩しやすくなるので、夏の暑い時期には避けるようです。 この言葉ですが、以前、「初伏、餃子、中伏、麺、末伏、烙餅炒鶏蛋」だと思っていました。北京の人にそう教えてもらったのですが、彼女の記憶違いでしょうね... たぶん。 |
2011/07/08