◇北京に暮らして
1.長くなった北京生活 私は18才のときから7年間、そして98年から4年間北京で暮らしている。
現在も暮らしているから通算12年目に突入したことになる。
さぞ北京には詳しいだろうとお思いになる方も多いかもしれないが、ハンパに北京を知っているという感は拭い切れない。これだけの滞在歴から、「ご主人は中国の方ですか?」と聞かれることも多いのだけれど、れっきとした日本人だ。
日本の大学で中国語学部を卒業(したことになっているらしい)、そう言うこともあり中国関係の仕事をしている。つまり、私は留学生、その後駐在員妻という立場で北京に「ラオワイ(老外=中国語で言うところのガイジン)」(う〜〜〜ん日本人に対してこういう言い方はあまりしないのだけれど、苦し紛れ)として滞在している。
留学時代から、留学生寮、外国人アパートと隔離された生活を余儀なくされていたが、それはそれで居心地が良かった。
中国の人たちとの距離が、昔と比べて相当近くなった現在でも似たような生活をしているので、本人の感覚としては「観光旅行者に毛が生えた程度」でしかない。
そのあたりが「半端にしか北京を知らない」と、感じてしまう所以かもしれない。そうはいっても、人生の三分の一(ちょっとさばを読んでいるけれど)程を北京で暮らしているので、北京ではいろいろな経験をしている。
高校を卒業したばかりの留学生の時代、結婚をして駐在員という人たちの世界に足を踏み入れた時代、そして長いブランクをおいて子供たちとともに北京に戻ってきた今回。そんな私の、そして私の家族の、北京での生活を思い出話も交えながらお伝えしていきたいと思います。
このコーナーは、Ojinさん主宰の≪WEB_熱線≫=市井から見た中国=というメールマガジンに掲載されたぽんずの雑文を転載しています。 <<WEB_熱線>>=市井から見た中国=登録は↓をクリック!
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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009