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ともちゃんの中国旅行記-4 <北京>
北京では、三日、遊びました。といっても、佐藤姐姐も私も初めてではないので、それほどリキの入った遊び方ではなく、どちらかというと怠惰な回り方をしました。今回、個人的にとっても嬉しかったのは、久しぶりだったのに、北京人のべらんめえを、大体ちゃんと聞き取れたこと……もっと苦労するかと心配だったので、ほっとしました。 やっぱり行かないと北京に来た気がしない故宮。閉館ぎりぎりまでねばって滅多に撮れない「だれもいない太和殿」の図をカメラにおさめてまいりました(^o^)。
門票が三十元に統一されたこと(昔は八元だったような気がする←中国人料金)、食べ物屋がなくて苦労した城内のあちこちに快餐店が出現、午門の出口付近にはエスニックな土産物屋が軒を連ねていたことには驚きました。橋本首相が夫婦で訪中した折、夫人が城内の土産物屋でしこたま絹のハンカチを買っていったそうです。「何で日本人はあんな非実用的なものが好きなの?」と、店員のお姉さんに真顔で聞かれてしまいました(^^;。北京の宿は、王府井と灯市口の角付近にある松鶴大酒店でした。昔はこのあたりは王府井の外れという感じだったと思いますが、今では例の東方広場のホコリが新東安市場付近に迫っているため、一番の繁華街となっていました。ぴかぴかのデパート、高級ホテル……佐藤姐姐は「香港みたい」とため息。同感です。北京はところにより香港化しつつあるようです。あの、二階だてで薄暗くてトイレが穴だった東安市場が! ほこりだらけだった北京駅前が!! そこら中にマックが!! ダンキンが!! ピザハットが!!売っているお洋服もぐっとおしゃれになりました。ああ、買い物に走ってしまった私(^^;。
北京飯店の南側に、びかびかの巨大な建物ができていました。タクシーの運転手が言うには娯楽城で、月ごとの入場料(つまり会員制)が一千元するのだそうです。「だれが行くの!?」とききましたら、「パンピーは金がないが、今の北京は金がある奴はあるんだよ」。こりゃー日本の方がよっぽど社会主義じゃないか……しかしやっぱり、街歩きには布靴でした。16元と、昔に比べれば値上がりしましたが、小池さんいわく「一度履いたら他の靴ははけない」!! なんたって、らくーーー。おしゃれでなくても、らくーー(^^;。
そしてバスは相変わらず五角だったし、小公共汽車は一元だったし、地下鉄は二元でした。小池さんに道順を教えていただき、大葆台漢墓も見ることができました。非常感謝!
行きは地下鉄「公主墳」から面的を捕まえて、二十三元。予想外に世界公園まで近かったので、帰りは世界公園発北京駅ゆきの専線バスで、三元で帰ってきました。参観料五元。
ばりばりに工事中で、ペンキ臭くて死にそうでしたが、木製の玄室、前漢の面影を伝える副葬品の数々は、一見の価値有りです。三日目は、お勉強で忙しい尾上さんと轡田さん、子育てで忙しい小池さんを夜中までつきあわせてしまいました。わがままな旅行者(^^;。城内北部、北海公園の裏あたりから鼓楼、そして安定門のあたりは、さまよってもさまよっても飽きることがない、いい雰囲気の胡同ばかりでした。住んでいる人にとっては大変なんだそうですが(^^;。
小池さんと尾上さんは姉妹のようでした。お子さん二人なんて全然信じられん>小池さん
膨大な資料にパソコンまで持っていた尾上さん、あんなに歩かせてしまってごめんなさい。
キープインタッチは、突然、予定していたバンドが来なくなって残念でしたが、その代わり北京一のトイレを持つ素敵な御茶屋さんでゆったりとくつろぐことができました。たった三日でしたが、皆様のおかげで、昔の北京と現代の北京、そして未来の北京まで垣間見えたような気がします。充実した旅でした。
あらためてお礼を申し上げて、長い旅の報告を終わらせていただきます。
<<その3<<
ともちゃんについて
日本語で呼べば、ぽんずもともちゃんなのですが、旅行記を書かれたともちゃんは、ぽんずよりずっと若いお友達です。
ともちゃんとぽんずは共に同じ中国関係のメーリングリスト(ML)に参加していて、そこで知り合いました。そのメーリングリストでは「上海閥」が幅をきかせておりましたが、そんななか「二人ともこ」で「燕迷」(北京ファン)を気取っていました。
ちょうど、ともちゃんが旅行を計画しているころ、ぽんずも北京におり、ML上で、メールのやり取りがあり、北京で会おう!と相成ったわけです。
その旅行後、旅行記をともちゃんはUP、あまりの力作に、MLでは感想も書けませんでした。(ほとんどのメンバーがため息をついていたに違いない)
この文章を、ぽんずは「永久保存判」としてずっと持っていましたが、「友達の北京訪問記」というコーナーを設けるにあたり、欠かすことの出来ない旅行記と判断、ともちゃんの快諾をいただき、掲載するに至りました。
「いろんな方に読んでいただければ、私もうれしいです。」とともちゃんからの一言。
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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009