中国語メモ 尾牙
台湾で、忘年会のことを「尾牙weiya」というそうです。 レストランの宣伝で、見かけるようになった言葉ですが、 私にとっては身近な言葉ではありませんでした。 台湾のほうの言葉のようです。 これは、台湾の商人の風習だそうですが、 毎月初二、十六日に「土地公」(土地の神様)におまいりする習慣があって、 これを「做牙zuoya」といいます。(牙祭ともいうようです) 年の最初の做牙は二月初二で、これを「頭牙」といい、 年の最後の做牙が十二月十六日で、「尾牙」といいます。 「尾牙」には、一年の感謝をこめて、たくさんの供物を土地公に捧げ、 一年の労をねぎらい従業員にご馳走を振舞います。 この尾牙のご馳走は、ちょっと曲者です。 このとき「白斬鶏」という鶏を丸ごと蒸した料理が出されます。 この鶏の頭を向けられた人は、新年から来なくていいというしきたりがありました。 (現在は、こういうしきたりを避けるため、尾牙にはあまり鶏を出さないと あちらこちらのサイトに書いてありました...) ここから広東の「無情鶏」という言葉がきたそうです。 それにしてもなぜ「牙」なのか調べたところ 昔、仲買人を「牙郎」といったそうです。 詳しく調べてみると、「牙」は仲買のことを意味したようで 「牙子」、「牙人」などは仲買人 「牙行」は仲買業 と辞書に出てました。 ....「牙」なので、なぜ歯に関係あるんだろう?と思っていました。 これも同じ辞書に出ていたのですが 「牙祭」とは... うまいものを食べること、 「打牙祭」で、うまいものを食べる... という言い方をするとか。 台湾のサイト、つながるところと、つながらないところがあって、
参考:「牙人」 |
2007/02/10