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笑林
執長竿入城
(長い竿を持って城に入る)


魯の国の男が、長い竿を持って城門をくぐろうとしていた。

初め、竿を立て城門をくぐろうとしたが、くぐれず、横にしたが、だめだった。そしてほかに考えもなかった。
そこに年寄りがやってきて言うには「わしは聖人君子ではないが、ま、多くのことを見聞きしてきた。こう言う場合は、のこぎりで真中で切ってそして、城門をくぐれば良いではないか」 男はすぐに言われたとおりにしたという。


2000/11/22

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