錠前
骨董にはほとんど興味のないぽんずだけれど、なぜか古道具には興味がります。誰かが使っていて、これから自分も使いたいなぁ、これなら自分も使えるなぁというものに目が行きます。 錠前は、そう言ったものの一つ。というのも以前、素敵な宝石箱を買ったのですが、それには錠前がついていなかったのです。その宝石箱は古風なデザインで、やっぱり古風な錠前が似合うと、ずっと探していて、10年の期間を経て手に入れたのがこれ。 この錠前を買ったころに、気になっていたのが、現在で言うならパスワード式の錠前。いくつかの漢字をならべて初めて開くという物。いつかは欲しいと思いながら、ようやく手に入れたのがこれ。右から「登華五同」と文字で開くようになっています。 両脇のお獅子のような顔は龍の九男で「椒図(ジョクト)」だと思います。椒図は門の扉についている恐い顔をした動物で門番としての役割を持っている龍の息子の一人です。 実はこの錠前も使おうと買ったのですが、手持ちの箱に微妙に合わず、現在は使っいません。 このような形の錠前以外にも、楽器の形をしたもの、動物の形をしたものがあり、骨董品やさんでも錠前を多く扱っている店があるぐらいです。見れば見るほど、欲しくなってしまうのだけれど、使う場面がなくては買っても仕方ないので、装飾に凝っている物は見るだけにしています。 |
2001/09/05
改稿2011年07/11