清朝のお抱え絵師カスティリオーネ(中国名:郎世寧)が描いたものです。
乾隆帝や大臣が鑲黄旗の馬術の訓練の成果をご覧になっています。
騎乗の人物が乾隆帝です。
馬が有名な乾隆帝の甲冑騎馬の『乾隆皇帝大閲図』に描かれているお馬と一緒です。
皇帝以下王侯大臣.... などなどが観覧しているようですが、
ちょっと気になるのが、臣下が整列しているあたりです。
皇帝の後ろのほうは、官服を着た人たちが勢ぞろい...
でもきっちり整列している一群は、先頭は官服姿ですが後ろは官帽はかぶっているものの
襟元を見ると漢人スタイル.... どういう人たちなのか、興味あるところです。
馬術を見せる兵士たちの姿も素敵です。
手に汗握るアクロバット的な姿も、騎馬民族なら当然なのかもしれません。
そして控えの部分 ...皇帝からは見えなくなっているのでしょう... も楽しいです。
兵士たちは整然と並んでいるように見えながら、自分の出番を待っています。
今まさに馬に乗ろうとしている兵士も!
威勢のよい、馬を駆る声が聞こえてきそうな絵です。
→ 乾隆皇帝大閲図
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