おばあちゃんの小さな足 -2 半開放


 以前、李華さんはおばあさんの纏足された足について話を聞かせてくれたが、彼女のお母さんの足は言って見れば纏足失敗の足だったそうだ。本当だったら纏足をしていてもおかしくない時代の人だったけれど。一人娘でわがままに育ったからだろうか、足を縛られても、どこかに隠れて解いてしまって纏足は失敗したらしい。それには時代もそれに沿っていたから、それで許されたという背景もあるだろうけれど。

 当初、お父さんも足が大きいことで結婚を嫌がったとも李華さんは言っていた。まだまだそんな時代だったのだ。

 いつものように昔のあれこれを聞いていたとき、「母の足のような纏足を途中で止めた足を『半解放(バンジエファン)』っていうのよ。」と李華さんが教えてくれた。半分解放された足。そういえば纏足を途中で止めた足を「解放脚」といった、と本で読んだことがあった。その本の中にかつてはそう言う足を「とうもろこし足(包米棒子脚)」といったとも書かれていた。

 

 写真のおばあさんの足は、李華さん言うところの「半解放」の足。かつて私が見かけたおばあさんの足は果たして纏足の足だったのか「半解放」の足だったのか。「私のおばあさんの足は文字通り『三寸金蓮』だったわよ」という李華さんの言葉を思い浮かべると、頼りない記憶だけに、何とも言いようがない。

 それにしても3寸とは...考えただけでも足のうらがつりそうになる。

2001/12/27

写真:このおばあさんの足も、「半解放」の足。

 


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中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」