サテライト・サーカス

 2001年3月8日

 
サテライト・サーカスがやってくる!
   ISBの小学部では毎年、2年生がサーカスを舞台に、発表会を行う。称して「サテライト・サーカス」。

 なにが「サテライト」なのか。実は、校舎が足りず、幼稚部から小学部の2年生までは、サテライト・キャンパス、つまり分校で勉強しているのだ。その分校のサーカスが、本校で「興行」するので、「サテライト・サーカス」というわけ。

 2年生の子供たちは冬休みが明けた頃から練習を始め、今日に備えてきた。そして、ピエロの衣装も準備しているのだ。Ianも自分で衣装をデザイン、日本にいるおばあちゃんにお願いして衣装を作ってもらった。

 それに、お化粧もするし、会場ではサーカスにつき物のポップコーンだって売っているし……なかなか本格的なのだ。伴奏だって生のバンドもついているし、スポットライトだってついている。

 気分は本物のクラウン(道化師)だ。 


衣装を試着

 

サーカスが始まった!
   団長さんの分校長先生とそしてアシスタントに体育のリッキナー先生の掛け声で華やかな衣装を身に着けた2年生たちが会場に姿をあらわした。道化師のメークをしている子供たちの顔は、いったい誰なのかわからない。唯一、どの衣装を着ているかで自分の子供を判別するしかないといったところ。

 4年生と5年生のブラスバンド?の生演奏も彩りをそえる。その伴奏にあわせて子供たちの演技が始まった。


道化師たち登場!
中央の赤い襟がIan

はじめてのサーカスに
緊張気味の校長先生

 

 

子供たちの出し物
   まずは、バンブー・ダンス。音楽に合わせ、軽やかにステップを踏む。竹に足を挟まれないように……。もちろん、ステップを踏むのも、竹を動かすのも子供たち。ずら〜と並んだ竹の間を全員が踊って行く姿は壮観だ。

 コメディーも演じられる。消防自動車、ガードマン、救急車など、それぞれのクラスの子供たちが寸劇を面白おかしく演じ、会場は笑い声でいっぱいになる。

 今年のマジックは、人体分離だ。準備された魔法の箱に女の子が入り、マジシャンが板を二枚その箱に刺し入れる。そして胴体を動かして見せるのだ。胴体が動いて見えたときには、やんやの喝采が起きた。
 ちなみに一卵性の双子の兄弟がいる年には、こちらの箱からはいって、あちらの箱から現れるというあのマジックが行われる。

 そうそう、皿回しや、ジャグリングや、そういう出し物ももちろんある。そうなのだ、このサーカスは道化師たちだけが出演するサーカスなのだ。 

   

 

校長先生の出し物?
   昨年まで、校長先生はサーカスというと大張り切りで、自分でもちょっと演技を見せてくれた。ところがそのグーゴー先生は転勤。今年は新しい校長先生だ。

 「校長先生も出し物をすることになっていますから」というアシスタントのリッキナー先生の声に困った表情のフィドラー校長先生。グーゴー先生が使っていた梯子を見せられ、おお慌て。あれやこれやと言い訳をして、リッキナー先生に梯子をわたし、リッキナー先生が梯子を倒し、それでおしまい。

 ん?なんか全然面白くなかったのだけど……オチは何だったのだろうか? 

 

フィナーレ
   フィナーレは全員による縄跳びダンスだ。全員が会場いっぱいに並んで、ドール先生の合図でいろいろな飛び方をしながら演技をする。先生も体全体を使って合図をし、子供たちも真剣に先生の合図を見ながら縄跳びを飛び、ダンス。そして、みんなでご挨拶。

 最後に、子供たちに指導をしてきた体育のドール先生に子供たちから花束が渡され、記念撮影が行われ、幕が閉じた。子供たちにも、1本ずつカーネーションが担任の先生から贈られ、今年のサーカスがすべて終わった。

 
出演者一同

 

蛇足
   私がこのサーカスを見るのは3回目。

 最初は、まだ北京に着たばかりの頃。Yokoは転入したばかり。右も左もわからないのに、気がついたらサーカスのパフォーマンスの練習。そして、気がついたらサーカスに参加していた。と北京滞在の最初のイベントがこの「サテライト・サーカス」だったような気がする。

 二度目は昨年。ブラスバンドに参加していたYokoが伴奏で参加。彼女も道化師のような服を来てクラリネットを吹いた。その付き添い。

 そして三度目の今年は、Ianが2年生で出演。

 「これが最後かな?」という私の言葉に、「僕もブラスバンドに入るんだ!」とIan。「がんばってね。ママ、また見に来るからね。」と答えたものの、一瞬、「もうたくさん。」と思ったことは内緒にしておこう。


担任のラウ先生とIan

 

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