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 1997/04


 春がやってきました。今年も相変わらずアレルギーに悩まされています。毎年のことですが、やはり憂鬱です。
 憂鬱ついでに、ちょっとした失敗で2度も病院にかけ込み、今年の3月は落ち着きませんでした。せっかくの誕生日も台無しになってしまいました。
 考えてみれば今年は夫婦で厄年という最悪の年です。日本でなら寺社で厄払いも簡単に出来ますが、こちらの教会でもやってくれるでしょうか。
 誕生月がこんな状態だったので、これ以上の災難には見舞われないのではないかと思っている今日このごろです。


あらためて1年生!!!

 日本にいれば、陽子もこの4月から小学校の1年生でした。こちらではもうすでに9月から1年生。その1年生もすでに折り返しを迎えています。

 実はこちらには土曜日だけの日本人学校があります。補習を目的とした学校なので「補習校」といいます。

 補習というのは、日本に帰国してから困らないように、日本の学齢で学習する内容を学習することを指します。この学校に行っていれば、日本の学校の様子も疑似体験できるし、先生も日本人なので日本語を忘れないようにするにはとてもよい学校です。しかし、1週間に1度だけの授業で1年分を学習するのには無理があります。そのため宿題が多く、こちらの学校の先生方の頭痛の種になっているという現実もあります。

 わが家では今回、陽子の補習校への入学を見送りました。理由はたくさんあるのですが、土曜日の活動の機会がなくなってしまうということも一つの理由です。彼女の大好きなバレエも発表会前には土曜日の特訓がありますし、それに参加できなくなってしまうのです。

 そのかわり、夏休みには一時帰国して、日本の小学校に体験入学をすることにしました。すでに私の母校から体験入学を受け入れてくれるとの回答をいただいています。約1ヶ月ですが、陽子も日本の小学校を体験する予定になっています。赤いランドセルに黄色い帽子。彼女は今からそれを楽しみにしています。


イースターはいつ?

 春の代表的なお祭りイースター。このイースターはキリストの復活を祝うお祭りということは皆さんもご存知かと思います。さて、このイースター、何月何日かご存知ですか?

 今年は3月30日でした。でも、来年がいつなのかは暦を見なくてはわかりません。

 この祝日は移動祝祭日といいます。毎年、その日付が変わる祝祭日のことです。日付が決まっている祝祭日とは、たとえばキリストの降誕祭、クリスマスなどがあります。ですから、イースターの日付は毎年違うのですぐに「いつ」と答えることは難しいのです。

 もちろん決まりがあります。「春分後、最初の満月のあとの日曜日」が復活祭です。それから考えると、だいたい3月23日から4月22日の間ということになります。

 この日、世界中各地の教会でミサ、礼拝が行われますが、日頃はご無沙汰している信者もこの日ばかりは出席するようです。大きな教会になると午前と午後にわけてミサや礼拝が行われるとのことを聞きました。

 イースターの子どもの楽しみはなんといっても「タマゴ探しゲーム」。今年もわが家は行き損ないましたが、来年こそはバスケットもってタマゴ探しに出かけようと思っています。

 そして、次の1週間学校は春休みになります。「えっ?またお休み?」といわないでください。一番そう思っているのは、母親である私なのですから。


陽子、学校でキモノを着る!!

 2月27日、学校で音楽会があり、陽子は先生からのリクエストでキモノを着ました。上の写真は、そのとき教室の前で撮ったもの。なれないキモノにヘトヘトの陽子とクラスのお友達。

左から、メリアン、陽子、デージャ、ティエラ、ステファニー、アメイラ。


スキャナー購入

 アメリカではパソコン及びパソコンの周辺機器が安く買えます。我が家も前に紹介したように電子メールのアドレスを持っていますし、子供たちは学校でも使っています。

 そしてこのたび、スキャナーを購入しました。今はやりのデジタルカメラとどちらにするか悩んだのですが、結局値段、性能、用途を考えるとスキャナーのほうがよいのではということになり、購入。楽しんでいます。

 「ミシガン便り」にさっそく取り入れました。今回は、陽子の登場です。これからは近所の様子なども、写真入でお知らせしていこうと思っているところです。


☆私のお気に入り☆

デトロイト美術館

今回から、アメリカ、ミシガン、デトロイトなどの私のお気に入りを紹介したいと思います。場所から食べ物、音楽・・・。何が出てくるか。お楽しみに。まず最初は、デトロイト美術館です。

歴史博物館、デトロイト図書館、ウエイン州立大が集まっている文教区に美術館はあります。正面玄関にはロダンの「考える人」像があり、それが目印にもなっています。

全米で第4、第5の美術館と言われ、かつての自動車王たちが集めたコレクションの多くが展示されています。それこそ、誰もが知っている有名な画家の作品が所せましと飾ってあります。

日本のコーナーも充実していて、その収集品の本が先日出版されました。

気に入っている絵はいくつもあるのですが、一番好きな絵はマリー・ローランサンの「母と子」。本当に目立たないところに展示されています。

美術館のカフェテリアは、観光ガイドにも特筆されているお昼の穴場。中世の修道院の中庭を再現した屋内のカフェです。料理もおいしく、平日昼食をとりにビジネスマンたちもやってきます。

気になる入場料ですが、大人4ドル、子供2ドルの「寄付」を求められます。上記のカフェテリア以外に正式のレストランが美術館内にあります。また付属の講堂ではコンサートや映画の上映会が開かれます。


カーペットのクリーニング

 こちらの家は、一戸建てを除いてたいていカーペットが引きつめてあります。そして我が家も例外ではありません。汚れを落とすためには、掃除機をかける以外に特別なクリーニングをしないといけません。

 春になり、私も待望のカーペットクリーニングをしました。

 カーペットクリーニングは業者に頼むこともできるし、スーパーからクリーニングの機械を借りてきて自分ですることもできます。

 機械は、掃除機を少し大きくしたようなものです。お湯とクリーニング液を入れてシャンプーをします。そしてその後お湯だけを入れてすすぎ、乾くのを待ちます。リビングとダイニングでしたら2,3時間といったところです。

 終わるとすっきりするのですが、機械は重い、家具も重いしなかなか大変な仕事です。えっ? お宅には頼りになる人がいるのでしょう? どこの家の話でしょう。我が家では力仕事も電気のこともすべて私の細腕がこなしています。あ〜しんど!!


ミシガンメモ

 ミシガン州の人口は約950万人。構成は

  白人 83.4%
  アフリカ系 13.9%
  アジア系 1.1%
  ネイティブアメリカン 0.6%(アメリカインディアン)

となっています。しかし、デトロイト市に限るとアフリカ系住民の割合が8割とのこと。

≪近況≫

Hiro: ゴルフシーズン到来?

Tomoko: 相変わらず忙しい?

Yoko: 発表会に向けて、猛練習?

Ian: いつも、かんけーない?


後記:4月ということは「ミシガン便り」も3年目に入ったことになります。
読者の数も随分増えてきました。うれしい限りです。
まだしばらく「ミシガン便り」も続きそうです。これからもご愛読ください。