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 1996/12


 子どもたちがクリスマスの歌を歌うようになり、クリスマスが近いことを感じています。大きなツリーを飾り、気分はもうクリスマスです。
 12月の予定は会社主催のパーティー、子どものお歌のコンサートとホリデーシーズンらしい予定が目白押しです。
 会社主催のパーティーは忘年会のようなもの。でも日本と違って奥さんや婚約者や友達を一人同伴できます。三々五々集まってきて雑談、ディナーの後は宵越しのダンスパーティーになります。
 子どもはこんな時、時間制の託児所へ。金曜土曜は午前1時まで開いていて子どもを預かってくれます。もちろん、高校生のお姉ちゃんにベビーシッターを頼むこともできます。子どものいる人から帰途につき、最後には若い社員だけが残り時間いっぱい楽しんでいるようです。
 クリスマスが終わると、新年ももうすぐです。


クリスマスに向けての
お買いもの

 プレゼント好きのアメリカの人々は、ホリデーシーズンを前に家族、親戚そして友達向けにたくさんのプレゼントを買いそろえます。その他、子どものお世話になっている先生、大家さん、いつも来てくれる郵便配達の人にも小さなプレゼントをおくる習慣があります。

 買い物のピークはサンクスギビングの後にやってきます。おもちゃのデパートで有名な「トイザらス」は朝8時から夜10時までの営業になりますが、いつ行っても駐車場はいっぱい、レジには長い行列が出来ています。

 学校では子供向けに「ホリディーショップ」を開きます。ボランティアの親が店員さんになり、子どもが家族やお世話になっている人にプレゼントを買います。このときは事前に「誰に、いくらぐらいのものを」ということを親が決め、総額を添えて申し込みます。そしてその日子どもは自分でプレゼントを買って、おつりをもらって帰ってきます。

 クリスマスイブまでこの騒ぎは続きます。最後の最後になってプレゼントを山のように抱えてレジに並んでいる人も少なくありません。そして、クリスマス。その日1日はお店も休みです。でも次の日は年に1日きりの大バーゲン。来年のクリスマスプレゼントを買う姿も見受けられます。

 この時期の売上だけで経営を成り立たせているお店もあるとか。クリスマスプレゼント狂走曲といったところです。


 

本の紹介

The Wild Christmas Reindeer
わがままなクリスマスのトナカイ

 今回はクリスマスの絵本を紹介します。クリスマスを前にサンタクロースからトナカイの調教を頼まれた少女のお話です。

 苦労をしながら調教していくお話は珍しくもありませんが、この本の特徴は絵にあります。メインのお話を囲むように別のお話が平行して描かれています。クリスマス前のサンタヘルパー(プレゼントを作っている妖精)たちの様子が日をおって描かれているのです。それもとても見ていて楽しいです。

作者:Jan Brett
出版:Putnam


ミシガンメモ

 デトロイトの月平均気温は12月から2月まで氷点下になります。雪が多い日、寒さがあまりに厳しい日は休校になります。

近況

HIRO:
日本語で
E-MAILのやりとりが出来るようになりました。

TOMOKO:
この時期買い物をしなくてはと焦ります。
雰囲気に飲まれてしまっているのは
私だけでしょうか??

YOKO:
クリスマスは好きだけどお休みはきらい。
毎日学校だといいのに。
12/21-1/5までお休みです。

IAN:
ジングルベル ジングルベール。
あれほしい!!これほしい!! 
クリスマスだもん!!


後記:今回はクリスマス特集。
異教徒の私もアメリカの習慣としてクリスマスを過ごしています。
11月下旬に祖母が95歳の天寿を全ういたしました。
本来でしたら年末年始のご挨拶は控えるところかもしれませんが、
季節のお見舞いとしてご挨拶することにしました。
来年も又よろしくお願いします。     朋