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1996/05
花々が目を楽しませてくれる季節になりました。今年はいつまでも寒さが残り、春はいったいどこに行ったのだろうかと思うこともありましたが、植物は成長していました。緑も日々濃くなっています。
ここ2、3年、こちらではオリエンタルな植物がはやっていて、桜、木蓮、芍薬などを見かけます。結構高い値段が付いているようですが、人気はあるようです。
そして春はあっと言う間にすぎて、5月末には屋外プールがオープンします。春を楽しむには時間がちょっと足りません。夏はもうすぐそこまで来ています。
オペラハウス オープン
多くの劇場があるデトロイトですが、今までオペラハウスがありませんでした。そして今年、待望のオペラハウスがオープン。柿落としにはイタリアの歌手パバロティがかつての約束を果たしてきてくれました。
私も実の所、一般の劇場とオペラハウスの違いがわからなかったのですが、オープン記念の新聞記事によれば、オペラハウスの舞台の方が奥行きが深いとのこと。そのためより趣向を凝らした演出が楽しめると紹介されていました。
柿落としにはデトロイトの上流階級の人たちが招かれたようです。幕が下りた後のオペラハウス前を通りかかったのですが、入口付近はタキシードやドレス姿の男女でいっぱいでした。報道関係者もタキシード姿だったことが印象的でした。
オープン記念公演はオペラ、バレエと行われています。私たちはバレエをみてきました。とても華やかな場内で、劇場内も楽しめました。公演の方は、陽子の先生が出演していたので、なにを見るよりも先生を見ていました。そして、終わってからは先生を訪ねて楽屋にも足をのばし、先生の案内で舞台裏を見学してきました。
次は、オペラを見てみたいと思っているのですが、その前にはオペラの勉強が必要なようです。
もうすぐ夏休み!!
6月14日で今年度の授業が終わり、2カ月半の長い長い夏休みが始まります。今頃から6月の中旬までの期間は発表会のラッシュです。
学校でも「科学展」で生徒たちの作品の展示発表がおこなわれたり、キンダーガーテンの生徒たちによる「お歌の夕べ」もあります。
また、各種のお教室でも発表会が目白押し。アメリカではこの日のために習い事をしているといってもいいぐらいです。写真入りのプログラムを作るところもあれば、大学の講堂を借りてチケットを買ってもらっての本格的な発表会もあります。
陽子もピアノ、バレエの発表会の練習に追われています。忙しいながらも楽しんでいるようです。
夏休みには一時帰国をすることになっています。今から楽しみにしています。
MAD KOWS
みんなが集まってやるスポーツと言えば、なんといってもソフトボール。あちらこちらにグランドはあるし、ちょっとした大会でも気軽に審判を頼める。それに本格的にチームを組むのなら、いろいろなリーグがあって、そこに加盟すれば定期的に試合を楽しめる。そんなスポーツがソフトボールです。
日本商工会のソフトボール大会にすらチームを組んででたことのない川崎ロボティクスに、どういう訳かソフトバールチームができました。あれよあれよと言う間に人が集まり、チーム名(MAD KOWS)が決まり、リーグに加盟し、ユニフォーム(Tシャツですが)ができ、初試合。そして2戦目に初勝利をあげました。
チームが加盟したリーグは男女混合が原則で、男女同数ででなくてはなりません。また女性打者の前の男性打者を敬遠した場合、自動的に次の女性打者は出塁できるという面白いルールもあります。
男性社員も、女性社員も楽しんでいるのですが、なかには「女と一緒にやるなんて」といっている御仁もいるとか。
シーズン終了時にはチームの成績を紹介したいと思っています。乞うご期待!!!
年 間 会 員
暖かくなり行動範囲も広がってきました。暖かい日の週末には動物園に出かけますが、わが家ではここ3年、動物園の会員になっています。会費は家族(大人二人+子供二人)で50ドル。会員カードを提示すれば全米の動物園にただで入場できます。もちろん、駐車料金もただ。年に2回以上いけば会費の元は取れます。
「ヘンリー・フォード博物館&グリーンフィールドヴィレッジ」では冬は博物館、夏はヴィレッジで楽しんでいます。会員は売店での買い物も割引があるので、日本へのおみやげを買うのにも利用しています。昔の生活の様子がよく分かる展示があり、風俗に興味のある私にはたのしい博物館です。ヴィレッジでは蒸気機関車に乗ることができるので、わが家の子供たちも気に入っています。
今年から「デトロイト美術館」のメンバーにもなりました。ここを訪れるとかつての自動車王たちの財力を思い知らされます。すばらしい世界の作品が大きな館内いっぱいに展示されていて、1日では見終わりません。好きな絵の前でぼっと時間を過ごしたいです。
わが家が会員になっているのは今のところこの3カ所ですが、それ以外にもたくさんのところで会員を募集しています。年に何度か足を運ぶなら、会員になる方が得です。それに、各種イベントを紹介した機関誌も送られてくるので、暇な週末の計画を立てるのにも役立ちます。
この週末もどこかに出かけようと思っているところです。
本の紹介 JEWISH DAYS AND HOLIDAYS
今回は、ユダヤ人の祝祭日を紹介した絵本です。
アメリカの本屋さんでは祝日が近づくとそれにちなんだ本のコーナーができます。ユダヤのお祭りも例外ではありません。ユダヤの祭日の頃に本屋さんで見つけた本です。
この本はユダヤ人の子供に自分の民族の祭日の由来や過ごし方を教えるための絵本のようです。祭日の由来が紹介され、その日の過ごし方、食べ物、飾りものなどがどういう意味を持つのか絵とともに説明されています。
そして最後にはクイズがついていて、理解できたかどうか確認できるようになっています。
この本意外にもキリスト教やユダヤ教の本がたくさん児童書のコーナーに並んでいます。「宗教」という本棚がどの本屋さんにもあるのです。最近はイスラム教の本も見かけるようになりました。
著者: Greer Fay Cashman
出版: Adama Books
ミシガンメモ 新しい車のナンバープレートができました。昔の車の絵と「世界の自動車の都」とナンバーの下にかかれているのが特徴です。このナンバープレートを取得するには特別料金が必要です。
また、こちらでは自分の好きなナンバーも6桁、または6文字以内で特別料金を払うとつけることができます。
最近の様子 Hiro: 日曜日の夕方はソフトボール。
Tomoko: 毎日が送り迎えに忙しい。
Yoko: 土曜日もバレエ。
Ian: まいにち たのしい!?
追記:5月発行の予定が6月にもつれ込んでしまいました。あしからず。