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太郎さんの北京滞在殴り書記(なぐりがき)・2000
食べる
★三鮮 三鮮=オキアミ・ナマコ・エビ
☆餃子
餃子は普通水餃子を指す。ただしスープには浮いて来ない。焼き餃子は水餃子の温め直しと思われる場合有り、従ってあまり一般的ではない。餃子4種(各12個)、冷菜2品、ビール3本、お茶、で43元。
★レストランの値段
釣魚台=迎賓館のこと。近くに釣魚台のコックが料理をしてくれるレストランがある。国賓に饗するのと同じ料理を注文できる。値段は一人あたり1500元から2000元。それを聞いた時「バカヤロー」と思った。最近パリのマキシムが北京に支店を出した。そこでの料理は一人あたり300元程度。あ、ちなみにマクドナルドのセットメニューは20元、道端でご飯を買って、おかずを3品のせてもらうと大体5元から7元。北京市民に人気の菜館(名前失念)で、冷菜2品、おかず3品、北京ダック、国産ビール3本、お茶でしめて85元でした。
☆中国の洋食-1 オニオングラタンスープ
中国の中流ホテルのラウンジで供される「洋食」は必ず何かが間違っている。中には「写真だけ見て作ったろう!」と言いたくなるものもある。(機会があれば是非ともオニオングラタンスープを試されることをお勧めしたい。これはビーフコンソメスープにたまねぎを炒めたものを少々入れ、チーズをのせて焼いたバケットを浮かしたものである。正確にはそのバケットは焼いた後、干したようで歯が立たないほど硬い。しばらくスープに浸していれば柔らかくなると思ったが、一向に柔らかくなる気配が無い。中国四千年の歴史の謎は深い。)
☆中国の洋食-2 ホットドッグ
同じラウンジ。ホットドッグは、通常コッペパンにソーセージが挟まって提供される。しかしここ中国では半分に切断されたバッケットにレタス、トマト、薄切りのピクルス、オニオンスライス、そしてソーセージとで提供される。それも部品の状態で。自助式(self service)である。それらの部品を組み合わせて完成するものは、どう孝えてもホットドッグとハンバーガーの合いの子に過ぎない。もちろん当国におけるホットドッグが、他国におけるホットドッグと同様の食物を指すとは限らない。ひょっとするとこれをこの国ではホットドッグと呼ぶのかもしれない。中国四千年の歴史の謎は深いってば。
★火鍋
火鍋=ま、しゃぶしゃぶだと思えば間違い無い。羊・牛・豚・鳥・野菜なんでも「しゃぶしゃぶ」して食べる。NENG REN JU 能仁居←美味い店。最後はダシの出たスープに麺を入れて食す。美味。肉5皿(牛・羊・豚)、野菜各種、とどめの麺、ビール3本でしめて75元。(実質約1050円、実勢価格だと3750円)
★火鍋-肉
牛が最も高価、次いで鳥・豚・羊の順。
★火鍋-肉の品質
肉の品質管理は疎か。1皿目と2皿目で 品質が違う。
☆三明治
三明治:サンドイッチのこと
★マヨネーズ
マヨネーズに砂糖をかける場合有り。
☆食堂にて-1
混んでいる食堂での順番待ちも「自助式」。空きそうな席の脇に立って待つ。時として待っている客から「食べ終わったんなら、さっさとどきなさい」と声がかかる場合あり。勘の良し悪しにより待ち時間が異なる。
☆食堂にて-2
食堂ではとにかく食いきれないほど料理を頼む。残った料理はお持ち帰りにする。
☆食堂にて-3
食堂で用いる箸は竹の割り箸が多い。成長の早いはずの竹林の面積が年に10%ずつ小さくなっているという。そりゃ13億の人口がいればねぇ...。
★茶を喫す-1
茶を喫す: 鉄観音茶:160元、ただしお茶100gと綺麗な茶筒付き。多分にセレモニアルな動き。上体はほとんど動かず、腕の動きは緩やかだが鞭のようにしなやかである。それぞれの動作の後に一瞬の静止状態を伴うが、その「間」は我々日本人が日頃親しんでいるタイミングとは異なり、不安になるほど短い。「間」と呼ぶにはあまりにも短かすぎる。そんなわけでせっかちな日本人にとってイラつく場合があるが、店員が茶を淹れる間は、鷹揚に微笑みつつひたすら「待つ」こと。
★茶を喫す-2
茶器は繊細で美しい。日本で言うところの猪口と、もうひとつ細くて背の高い器を組んで用いる。最初の1杯は背の高い器にそそがれる。背の高い器に猪口をかぶせ、柄の短いキノコのような形にし、次いでそのキノコの笠を2指と3指で、柄を残りの指で支え天地を逆にし、茶卓に静かに置く。柄の部分を持ち上げると茶は笠に収まる。そのままキノコの柄、すなわち背の高い器を両手の手の平で支え拝むように鼻に近づけ茶の香だけを味わう。1番茶の色は薄く香は豊かである。2番、3番と茶の色は濃く、そして味も濃厚になる。ただしその味に刺はない。ゆったりと茶を喫していると、あっという間に1・2時間過ぎてしまう。
☆八角の匂い
中国の人からは「八角」の匂いがする。バスや地下鉄の中では厳しいものがある。
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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009