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太郎さんの北京滞在殴り書記(なぐりがき)
著者紹介


太郎さん紹介……

「真剣に不真面目する」のがモットーという、お茶目なお兄様。

仕事柄海外に行かれることが多く、また世の中のこまごまとしたことが気になる性格からこのような「メモ」が知らず知らずのうちにたまってらっしゃるとのこと。オランダ編も読ませていただきましたが、これまた面白かったです。

あまりにも面白かったので、ぽんずのページへの掲載をお願い。快く受けてくださいました。

別に、太郎さんの自己紹介もいただきましたので、こちらもどうぞ。


太郎さんの自己紹介

名前 太郎 ……皆さんすでにご存知だとは思いますが念のため
性別 男 ……おわかりだとは思いますが、念のため。ん?
風貌 もうちょっと太っていたときは「ジャン・レノ」に似ていると言われていた

著者近影(^^ゞ

 

太郎さん略歴

注)略暦中の地名、団体名はプライバシー保護のため仮名になっている場合があります。
1961 予定日に送れること2週間、しびれを切らした医者の手でこの世に引きずり出される。
以後数年間「引きずり出され」たわりには傲慢に、また、三文安いばあちゃんこの常として我が儘と小児喘息とを持病に生活する。
1966 私立カノッサ幼稚園さくら組入園。
保母が全てイタリア人の修道女(担任はマドレ=エリザ、ちなみに園長はパードレ=なんたら)だったため、日本語の習得に支障をきたす。
以来その後遺症に悩まされ、その宿痾は現在に至るまで続く。
初恋と失恋を同時に経験する。相手は隣の家のジロ(犬♂)。以来「もう恋などしない」が口癖。
1968 世田谷区立世田谷小学校入学。
1〜3年生は「いじめられっこ」として抑圧された日々を送る。
4〜6年はいじめっこへの復讐に大半を費やす。
卒業文集に書かれた将来の夢「世界征服」。
1974年 世田谷区立桜木中学校入学。
いじめっこへの復讐続く。友達が減る。概ね即物的なことと矮小なこととを考えて暮らす。
卒業時の希望「幸せになりたい」。
1977 都内の私立高等学校入学。志望の理由は「共学」。
過去の軛から逃れ、平和な生活を希求するも、呼吸・飲食・睡眠と暴力が生活の中で同じ比重をもっていることにはからずも気付く。
友達さらに減る。途中海外に逃亡し今度こそ過去の軛から逃れ平和な生活をと試みるが、当然のごとく挫折。友達もっと減る。ほとんど即物的かつ矮小な思考に終始する。
深い挫折感と共に帰国し復学。
卒業時の希望「畳の上で死ねれば...」。夜中の徘徊始まる。
1980 大学入学。奇跡の人と呼ばれる。概ね周囲は大学進学を信用しない。
いろいろあった、が、ほとんど覚えていない。
友達がいなくなる。代わりに敵が増える。即物的、矮小の性向益々強まる。同時にやや猥雑の徴候見え出す。徘徊ますます盛ん。
1984 大学卒業。奇跡の人と呼ばれる。
某小学校の教壇に立つ。が、時を待たずして自らの馬鹿さ加減に呆れ果てる。
生まれて初めて向学心に燃える。周囲からは「すぐに燃え尽きる」と思われつつもオキ火残る。
友達いない。敵さらに増加。即物的、矮小の傾向変わらず。猥雑さ増す。夜中の徘徊さらに盛ん。
1985 大学院入学。奇跡の人と呼ばれる。
何があったかよく覚えていない。夜中の徘徊ややおさまる。
1988 大学院修了。
教壇に戻る予定であったが勢いがつきすぎ、もう一度大学院入学。奇跡の人と呼ばれることにも慣れる。
よりによって選んだ学部が工学部。数学的素養皆無であったことに突然気付く。地獄の日々。
なぜMが横を向いているのか、なぜ小さな8が横を向いているのか、なぜ数学なのにフォルテの記号が出てくるのか、悩む。
友達いない。敵多し。なぜか徘徊止まる。
1990 数学的能力の欠落に指導教官が気付く。
その結果大学院を追い出され公僕となる。
いろいろあった。忘れてしまいたいことの方が多い。
友達いない。さらに敵増える。即物的・矮小のまま、猥雑ささらに増す。徘徊再開する。
1998 即物的・矮小・猥雑に磨きがかかる。
「ゲス」であることをカミングアウトする。が、周囲からは「とっくに知っていた」と冷ややかに告げられる。
当然のことながら友達さらに減少する。即物的・矮小・猥雑変わらず、さらに怠惰の能力獲得。
1999 京麩の大王がやって来るらしい。
何のことだかよく分からないが、京都ではすき焼きに麩が入っているので、それに関係したことだと美味しくていいと思う。
東京の餃子大王チェーンとの関係は不明。
京麩の大王は寄り道をしているらしく、スケジュールどおりには到着しなかった。
2000 穏やかな日々。多くは語らず。
2001 まさか自分が21世紀を生きて迎えるとは思っていなかった。
ボウマン博士の無事を祈る日々。
2426 たぶん死んでる。

2001/1/11


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(c)中国歴史・習慣・風俗の雑記帳「ぽんずのページ」2009