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映日荷花別様紅


中国絵画の画材としてよく扱われているデザインの年画です。
日に映える蓮の花の赤さは別物だいというような意味です。
これは南宋の楊万里が杭州の西湖を詠んだ「暁出浄慈寺送林子方」という漢詩の一節です。

全文は

畢竟西湖六月中   畢竟西湖 六月の中
風光不与四時同   風光は四時 同を与えず
接天蓮葉無窮碧   天に接す 蓮葉の碧は無窮にして
映日荷花別様紅   映日荷花の紅は 別の様なり


2013/02/03

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