北京の三面記事 4〜6月/2003年


8月6日 晩報ネット 鶏を使ってイナゴ退治

河北省張北県では、鶏2000羽を放してイナゴ退治している。今年のイナゴの発生は250ヘクタールを超えている。またイナゴの発生密度は1平方メートルあたり624匹。今年から鶏を使ってイナゴを退治するプロジェクトが始まり、3万羽を超える鶏がすでに訓練を受け、飼育係の声を聞き分けられるようになった。昼間はイナゴ退治、そして夜は飼育場に帰って休む生活を鶏は続けている。

☆ぽんずの一言
イナゴの害というと、三国志などのゲームでよく見受けますが(大昔凝りました(^^ゞ)、中国では今も昔も国を揺るがしかねないとても大きな問題。なんとか安全でよい方法で駆除できるといいですね。


8月5日 京報ネット 北京の自動車

北京市内の車の数が、200万台を超えた。北京市では100家庭あたりの所有自家用の車またはオートバイは30.5台、自家用車は19台となっている。急速に車社会に突入しようとしている。

もうひとつのニュース。万里の長城に向かう高速道路で、深夜1時45分ごろ追い越し車線を走っていた車がハンドルを取られ斜線をはみ出し、3台の車を巻き込む事故があり、6人が死亡、1人が怪我をした。

☆ぽんずの一言
目に見えて、北京の車は増えています。特にSARSで公共交通機関を使いたくないという気持ちも車購入に拍車をかけました。
しかし、交通マナーがまだまだで、これから事故は増えるものと思われます。
渋滞はしょっちゅう、事故もしょっちゅう……。


8月4日 北京青年報ネット版 北京オリンピックロゴ

北京オリンピックのロゴが昨晩発表になり、発表と同時にロゴをあしらったコカコーラが100万本売りに出された。

発表されたロゴ→

☆ぽんずの一言
昨晩のセレモニーには目が点になりましたが、SARSの騒ぎで一時はオリンピックどころではありませんでしたから、関係者はほっと一息というところでしょう。
それにしても、コカコーラ、はやいですね。


8月3日 北京青年報ネット版 高温警報

このところ、全国のあちらこちらで異常な高温が続いているが、広州では最高気温が35度を超えると予想されるときに、テレビなどを通じ、警報を発することになった。

☆ぽんずの一言
中国の天気予報ではぜったい最高気温が40度を超えないと、私たちはうわさしていた。なぜなら40度を超えると、企業が休みになるから。休みにさせないために情報操作をしていると、留学時代からそんな話を聞いていた。そんな情報操作もなくなるのだろうか。
ところで、本当にそういった情報操作が行われていたのだろうか。


7月31日 京報ネット 老舗の倒産

350年の歴史を誇る老舗の王麻子剪刀廠が倒産した。原料の高騰、機材の老朽化、人材の流出および、同社のブランド名を使った偽物商品流通による打撃、経営不振が原因。

会社は倒産したが、王麻子のブランド名は残すと、親会社は話している。

☆ぽんずの一言
王麻子といったら、刃物の老舗。杭州の張小泉剪刀と並ぶ刃物の老舗。ふと、崇文門外の小さな間口の王麻子の店舗を思い出し、さびしくなりました。


7月19日 青年報ネット 大運河、5000の船で大渋滞

北京と杭州をつなぐ大運河の揚州段で、18日から5000隻の船が大渋滞を起こした。

原因はしばらく前に淮河の洪水を防ぐために排水を行ったため。このため大運河の一部で7月10日から船の運航を制限したため起こった。

このような大運河の大渋滞は史上初めて。

☆ぽんずの一言
北京のニュースではないのですが、びっくりしたのでご紹介。
家の屋根のように見えるのはすべて、船の屋根です。いったい渋滞解消までどれぐらいの時間を要したのでしょうか??


7月17日 晩報ネット 一番暑い季節に突入、気象総合症に注意を

昨日、入伏(三伏に入る)。連日無死暑い日が続いている。病院では神経内科、皮膚科、外科の患者が目に見えて増えている。専門家によると人の1/3ほどは天候の変化に過敏に反応するとのこと。これらの人々は蒸し暑い天候により、偏頭痛、胃潰瘍、脳血栓および皮膚病などいわゆる「気象総合症」にかかることが多いといわれている。

☆ぽんずの一言
聞いただけで、頭痛を起こしそうになったぽんず。実は北京の寒さは平気ですが、(真冬でもスカート)、暑さには弱いんです。
友達からのメールによると、相当蒸し暑いそうで、湿気に弱い北方の人たちにはつらい季節になっているようです。


7月15日 晨報ネット ハリーポッター第5巻第2陣到着

5日に到着予定だったハリー・ポッターの第5巻「ハリーポッターと不死鳥の勲章」がようやく到着した。250万冊を印刷していたが予想を上回る売れ行き(10日間で売り切れ)と、各国からの追加購買に追いつかなかった。

中国国内市場でも販売予測がよくなされておらず、今回も1万あまりの入荷で2万冊を超える予約数に満たなかった。

☆ぽんずの一言
世界同時発売だった第5巻。中国でも同じ日に書店に並んでいたそうです。我が家では日本に戻ってからアメリカ版を入手。現在息子が読んでいる真っ最中です。


7月15日 京報ネット 崇文門から雍和宮まで道路工事始まる

昨日から、崇文門から雍和宮にかけて(東単・銀街も含む)の道路整備工事が始まった。この工事は雍和宮部分の全面的な改修工事への第一歩となる。

関連部門によれば、これを契機に崇雍大街の大掛かりな整備を行うという。

☆ぽんずの一言
昔の町並みがわずかに残っていた東単〜東四までもその雰囲気がなくなってしまうという、さびしい報告。……ため息。


7月9日 晩報 生の金針菜で28人が中毒

一昨日、某社社員食堂でだされた、金針菜とブタ肉の炒め物を食べた28人が中毒症状を起こした。食べた後短時間で吐き気、腹痛、下痢を起こし、入院した。市の関連部門では中毒を防ぐため、金針菜の調理には十分に気をつけるように注意を促している。

中毒の原因は調理師が正しい調理法を行っていなかったためと見られている。金針菜には有毒なコルキシンが含まれており、それを十分に取り除いていなかった。成人が生の金針菜を50〜100グラム食べれば中毒を起こすといわれている。専門家は、一度に大量の金針菜を食べないように、食べるときにはよくあく抜きをするようにと呼びかけている。

☆ぽんずの一言
金針菜は百合の仲間の中華の食材です。炒め物、スープなどなどに使われます。一般に日本では乾燥したものが売られていますから、あく抜きなどに注意を払う必要はないと思います。(ぽんずはあまり好きではないので、自分で調理しないし、李華さんにも使わせなかったので、料理法をあまり知りません)
でも、社員食堂で……というのが、こわいですね。

 


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