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ぽんずの中国三面記事 2010年06月

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2010年06月30日
ソマリア海賊に襲撃を受けた船に、二人の中国人学生が実習で乗船!
28日、アデン湾で、シンガポール船籍のGOLDEN BLESSING号が、海賊に襲われましたが、
その船に、湖北省武漢市にある湖北交通職業技術学院の二人の学生が乗り組んでいたことがわかりました。   GOLDEN BLESSING号に乗り組んでいた19人の船員はすべて中国人。
その中に実習生として、二人の学生が乗り組んでいたとのこと。

安否が気遣われています。  

http://www.hb.chinanews.com.cn/news/2010/0630/56355.html

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2010年06月30日
中国で最長距離の航空路線
中国最長距離となる航空路線が、
26日、就航したそうです。  

これは、南方航空の広州発カシュガル行き、
途中ウルムチで給油を行いますが、
これはテクニカルランディングのため、直行便ということになります。  

7月15日から、毎日1往復
飛行時間は6時間30分と、飛行時間も最長だそうです。

http://www.cnr.cn/gundong/201006/t20100627_506644017.html

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2010年06月28日
大興安嶺で森林火災 高温少雨で消火難航
黒龍江省は6月24日から断続的に高温黄色警報が出されているそうですが、
(3日間最高気温35度以上の日が続くという予報)

そのような中 26日午後、大興安嶺山脈の内モンゴル自治区阿里林業局の管轄区で出火、
黒龍江省呼中林業局の管轄区にまで燃え広がりました。
一時は、小康状態になったものの、風向きなどの影響でふたたび火に勢いが加わり、
7,600人を超える兵士らが消火に当たっているそうです。
しかし、強風、高温、また地形が複雑なことから、消火作業は難航しているそうです。  

ちなみに、25日には
華北中南部、東北北西部では3日以内に雨が見込まれず、35~36度の高温が見込まれ、
特に内モンゴル北東部黒龍江北西部では気温が38度に達すると予想されていたことから、
黒龍江省、河北省、山西省、内モンゴル自治区で、森林火災オレンジ警報が出されていたそうです。 火の勢いが、弱まらないということで、
拡大が心配されています。

http://society.people.com.cn/GB/1062/11975705.html
http://society.people.com.cn/GB/41158/11983200.html
http://www.cma.gov.cn/qxxw/xw/201006/t20100627_72041.html

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2010年06月28日
中国の出稼ぎ労働者の実態 (ちょっと大げさかな?)
中国の出稼ぎ労働者の実態 6月27日、『中国流動人口発展状況報告』が発表になりました。
これは国家人口計画生育委員会などが調査報告を行ったもので
この中には出稼ぎ労働者実情がかなり盛り込まれています。 昨年(2009年)7月から
北京、上海、深せん、太原、成都の5都市から田舎まで多くの観測地点を設け、
21,771家庭、47,461人を実際に調査したものだそうです。  

流動人口の78.7%は、農村部に戸籍がある。
20~44歳が2/3を占め、14歳以下が20.8%。
男性、50.4%、女性、49.6%
家族の構成人数 平均2.3人
16~59歳で、中学レベルの教育を受けたことのある割合 86.8%
一人当たりの平均月収 1,942元
製造、小売、社会サービス関連に従事
多くが、低収入で、危険を高度に伴う職場で働いている。  

収入が低いため、社会保険に未加入が多い。
1,000元以下の収入の家庭の年金加入率は11.6% 動労者の権利について理解が低く、3割が労働契約を結んでいない。
そのため労働時間は長く、平均労働時間は58.2時間/週   社会保険未加入なのは39%
危険度が高い業界において、一部自己負担の労働災害保険の加入者は26.8% 
医療保険には半数以上が未加入 就業地で発病した場合70%が医者にかからず、1割が帰郷。
26.8%が費用一部負担の保険による治療が可能だが、
6割が保険未加入のため全額自己負担。 児童就学率は低く、69%。  

-*-*-

記事の中にあったデータだけを書き出してみました。
政府部門が直接調査をしたデータなので、
実際はもっと過酷な状況だと思いますが...
ご参考までに

http://news.southcn.com/z/2010-06/27/content_13215726.htm

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2010年06月26日
江西省の撫河の堤防決壊、現在大修復作業中
中国では相変わらず水害が続いており、
21日に撫河の江西省内の堤防が決壊しました。
決壊したのは、撫州市内の唱凱堤。
人口15万人の近隣町村45町村(人口15万人)が被害に遭い、
水没してしまった地区の住民の数は10万に達するそうです。
また水没地域の水深は1~2mとのこと。
8.8万人が22日夜までに安全な場所に避難したそうです。 25日から、土盛りの作業が始まったそうです。
計画では6日間で作業を終えるとしていますが、
決壊した400mに対し、初日行えた作業は37m。
決壊した場所の水位は深いところで6~7m、浅いところでも3~4mだそうです。
25日の撫州市の天気は、曇りのち晴れで小さな範囲の降水だったそうですが、
24日には大雨が降り、
あわせて上流の廖坊ダムは、限界水位に5cmまでと迫っていることから毎秒3,770立方米の放水を続けているため、
かなり難しい作業であり、予定通り作業が進むか、心配されています。

近くに、友人が住んでいるのですが、
軍、警察のほか、予備役人たち、市の職員なども24時間体制で警戒にあたっていると話していました。

このほか、江西省では
省内最大の河川であるカン江(Ganjiang)も警戒水域を超えているほか、
中国最大の淡水湖であるハ陽湖(poyanghu)も警戒水域を越えているそうです。

漢字注:
カン江のカンは、章に右が攵の下に貢
ハ陽湖の「ハ」は、番にオオザト 地図には、中国語の漢字を入れましたので、ご参照ください。
参考記事
http://www.chinanews.com.cn/gn/news/2010/06-25/2364337.shtml
http://www.gov.cn/jrzg/2010-06/22/content_1634199.htm   など   江西省の白地図はこちらからいただきました。 「中国の地図・白地図」 http://www.abysse.co.jp/china-map/index.html

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2010年06月25日
全国の”蟻族”は100万超、北京だけでも10万
”蟻族”とは中国の新語で、
80年代生まれ(中国語で「80後」といいます)の高学歴者で、仕事に就けず、大都市郊外にルームシェアなどをして暮らしている若年層のことです。
そしてこの”蟻族”が農民、出稼ぎ労働者、失業者の3大弱者につぐ、新たな弱者層として、注目を浴びつつあります。  

さて全国的に調査が行われ、全国ではこの”蟻族”の人たちは100万人を超え、
北京だけでも10万人以上いることがわかりました。
(6月25日の報道   
http://www.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/201006/25/t20100625_21547766.shtml  http://www.ce.cn/macro/more/201006/25/t20100625_21547571.shtml)  

これは中国社会科学院の「全国人材青書(2010)」で明らかになったもので、
北京地区では硬く見積もっても10万人以上とされており、
この他、上海、武漢、広州、西安、重慶、太原、鄭州、南京など大都市にも存在し、
全国で100万人以上だということがわかりました。  

これらの人たちは、
平均収入1,956元(26,000円弱)。
平均377元(5,000円弱)の家賃で、10平米に満たないスペースに居住、
自給自足の、閉鎖的な空間の中で生活しているそうです。
大学卒業後5年ぐらいの人たちが多いようです。  

中国は日本以上に就職難といわれていますが、
それがこういう形でも現れてきたようです。

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2010年06月25日
明代初期~中期の墳墓発見!鄭和の墓か?
明代初期、都は南京(当時の名前は応天府)にありましたが、
そのころの墳墓が発見され、
そこに埋葬されているのは、鄭和かもしれないと報じられました。

http://news.sohu.com/20100625/n273060423.shtml

もしも鄭和の墓であれば、早期の明代の歴史のなぞが明らかになるだろうと期待されています。  

墳墓が発見されたのは、南京の祖堂山で
近くに牛首山があります。
牛首山には、現在「鄭和墓」といわれている墓があり、
ありその近くではここ数年、多くの宦官の墓が発されています。
今回発見された墓も宦官のものだと考えられています。
そして発掘された墓は規模が大きく、当時の王侯または功臣が埋葬されているとしか考えられず、
そのため、鄭和の墓では... と推測されているわけです。
また、現在鄭和墓といわれている墓は、墓のスタイル、そして伝説などから
鄭和の墓だろうと推測、鄭和墓と称されているだけで、
この地に埋葬されているかどうかは、論争の的になっていました。 鄭和は、明の宦官で、永楽帝に仕え、
7度、船団を率いて、大航海を行い、
インドで客死しました。
死後、遺体は南京に持ち帰られ、埋葬されたと多くの学者が考えていますが、
なくなったのは4月、そして中国に船団がもどったのは7月です。
熱帯を航海して遺体を運ぶことは考えられず、
遺体はインドか、スマトラか、ジャワに埋葬されたのではないかとも言われています。
また、可能性としては、遺骨を持ち帰って埋葬したことも考えられますから、
今回発見された墳墓が鄭和のものである可能性もあるわけです。 すでに、死者について記した墓誌は発見されているそうなので、
墓誌銘の発表が待たれます。

-*-*-

中国は歴史が長いこともあり、「いつの時代の何とかが発見された!」
と言うニュースをよく見かけます。
ほとんどが2000年近く前のものが多く、明の時代というのはかなり新しい気がします。

そういえば、ちょっと前に、曹操の墓か?という報道もありましたが、
あれはどうなったのでしょうか....  

画像は、「鄭和」 (「鄭和の大航海600年」の記念切手から) 南京の場所は、6月24日の地図をご参照ください)  

*ちょっとひとこと

もともとが中国史好きなので、歴史関連のニュースだと、どうしても注目してしまいます。 偏らないように、注意したいです(^^ゞ

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2010年06月24日
今年は空梅雨?
私の住んでいる江蘇省は6月17日「入梅」したと発表されましたが
省内の一部で、18-19日に大雨が降ったものの、
わずかな雨しか降らず、蒸し暑い日が続いています。
病院には蒸し暑さのために体調を崩した人が例年の3割増しで訪れているそうです。  

果たして今年は空梅雨なのか?  

南方では、洪水に見舞われているだけに、お天気の行方が気になります。
南京市の気象局は、17日に、入梅を宣言 21日までは雨が続くと予報を出していましたが、
雨が降らないお天気が続いており、
天気予報が間違いであったことを公式サイトのファーラムで表明したと今日(24日)に報道されていました。  

天気図からすると、確かに入梅を宣言してもおかしくなかったそうなのですが、
自然現象ですから、天気予報どおりに行かなくても仕方のないことだとは思うのですが。

日本でも、入梅宣言のあとに雨が降らないといって、
よく気象庁がたたかれますから
こういうこともあってもしかたないですね。   梅雨の季節はまだつづくので、
今の段階で、空梅雨かどうかはわからないと専門家は話しています。
ちなみに中国語で、
梅雨は「梅雨(めいゆぃ)」
入梅は「入梅(るぅめい)」
空梅雨は「枯梅(ぐぅめい)」「空梅(こんめい)」
といいます。

参考地図

(場所をわかりやすくするため、地図を入れてみます)

参考
http://www.jfdaily.com/a/1189917.htm
http://www.js.xinhuanet.com/xin_wen_zhong_xin/2010-06/21/content_20115036.htm など    

追記

こんなこと書いたからでしょうか.蘇州は雨が降り出しました。
顔見知りの中国の方が、 「今日雨降るって予報出てなかったわよね」と...

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2010年06月23日
規模の大きな中国、身分証番号のダブりは100万人超
13億を超える人口を抱える国である中国は、
何でも規模が違うのですが、
なんと国が発行している「居民身分証」という身分証明書の番号のダブりは、
100万人を超えると6月23日付けの武漢晩報で報じられています。

http://news.163.com/10/0623/02/69R43QG000014AED.html  

「居民身分証」は16歳以上になると申請、携帯が義務付けられるものです。
番号は、制度が始まった当初(1986年)15桁でしたが、現在は18桁。
居住地コード・生年月日・同日生まれの人を区別するための番号・確認コード
となっています。  

ダブりの番号が多いのは、制度が始まった当初に申請された15桁の身分証に多いそうです。
また番号のダブりばかりではなく、写真の間違いなどなどかなりの問題があったようですが、
コンピューター処理化されるまで、その問題は表面化しなかったようです。

この身分証番号のダブりにより、最近では、
あるビジネスマンが出張時にホテルのチェックインで身分証を提示したところ、
麻薬の不法使用・所持の疑いで誤認逮捕されたそうです。
このようなことは、珍しくもないことだと書かれていますが、
考えると恐ろしいことです。   番号のダブりについて、
ダブりがわかれば、住民登録をしている派出所に出向き、
「居民身分章番号変更照明」を発行してもらい、
役所にいって新たな身分証明書の申請をする
のだそうです。
ダブりの番号を持った人たちが協議の上、
片方が手続きをすることになるそうです。 手続きは、担当者によると20分で終わり、
費用はかからないそうですが、
新しい身分証明書ができてからが問題です。
各種の登録、書類などの身分証明書番号の変更をしなくてはなりません。
すべて自分で行わなくてはなりませんし、
かなりの時間、費用がかかってしまうようです。   いろいろ見てみると、この問題が出てきたのは、
全国の身分証ネットワークがつながってからのようです。
それまでは、地域で同じ番号が見つかった程度でしたが、
全国となりかなりの規模で発見されました。 同じ番号が見つかれば、パスポートの申請も、銀行口座の開設もできません。
それに、偽身分証の疑いももたれてしまいます。  

ある女性は、数年間考えて新たな身分証を申請したそうですが、
事後手続きは数十件、
「生まれ変わったみたい」というのが、その感想でした。
http://news.163.com/10/0520/06/673VBBO200014AED.html  

それにしても、偽身分証などもあふれているだけに、
それがダブりの番号であることを証明するのも大変なのでは...
と、記事を読んでいるだけで、こちらまで憂鬱になりました

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2010年06月22日
中古ATMマシーンの価格は3万~10万元、誰でも購入可能!???
日本でも中国の偽ATMの被害が報道されていますが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000893-yom-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000041-scn-cn

まずは、そちらをご覧ください。

偽物のATMマシーンで、個人情報を入手、
利用者には「利用不可能」と表示しながら、
利用者の口座からは現金が引き出されたという事件でした。

その後、なんと、ATMマシーンの価格は中古で3万~10万元(40万~134万円)で
誰でも購入可能だということが報じられていました。

この記事を書いた記者さんは、昨日(6月21日)に236万件のATM関連の売却情報を見つけたそうです。

ちょっと見てみたところ、ネット上で、
「中古ATM売ります」なんてものもあるんですね。

外国のATMメーカーの中国代理店の従業員によると、
現在見かけるATMマシーンの種類は10数種、
1台 5万元~14万元(67万~187万円)ほどとのこと。 複数のメーカーが、
「金融機関以外にも、企業及び個人などの購入も可能で、
 購入に際して、金融機関との契約書などの提示は必要ない」
と述べているそうです。 購入後は、設置を行い、金融機関のネットワークに加入する必要があり、
設置費用 1,000元(1万4千円)
サービス費 7,000元/年(9万3千円/年)
が必要なので、一台のマシーンが利益を得るまでには8年ほどかかるとのこと...
でも、個人情報を入手するだけの偽ATMだったら、そんなこと関係ありませんよね。 それにしても、ネットに中古ATMの売却情報満載ということに、驚きました。
偽ATMの銀行側の被害者である恒生銀行は
今回事件の舞台となった北京市内にはATMマシーンを7箇所設置しているが、
それ以外は偽物だと注意を促しています。
北京市内の恒生銀行のATMマシーンは
 ・東方広場
 ・首都機場
 ・嘉裏中心
 ・金宝街68号
 ・中国電子大廈
 ・瑞士公寓
 ・東単北大街
に設置されいるそうです。
また、金融機関は、
「できるだけ、繁華街のATMマシーンを使って欲しい」
と注意を促しているそうです。
繁華街のほうが、下手な設置作業ができないからかな??

-*-*-

そのうち中国語の「山寨」が日本語として「山寨(さんさい)」=パクリ、偽物となる日が来るかも? ちなみに、私が昔から使っている中国語辞書に載っている「山寨」の訳は以下の通り
 1. 山のとりで
 2. とりでのある部落・村
 3. 賊の棲み家
となっています。(大修館書店、中日大辞典、増訂第二版)
そのうち、
 4. 偽物 .....とかなんとか、付け加えられるんでしょうね。

  *為替レートは記入字のおおよそです

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2010年06月21日
お土産品の毛沢東像の品質基準制定
湖南省が、独自にお土産品の毛沢東像の品質基準制定をしたというニュースです。 (6月21日 新華ネットから)

毛沢東像というと、中国の大学の正門すぐにある、
とても大きな毛沢東像を思い出します。
今回は、この大きな、毛沢東増ではなくて、 お土産用の小さいものです。 経済が急速に発展している中国では、
個人旅行もかなり盛んになってきていますが、
革命遺跡を訪ねる旅なども、人気が出てきているようです。 湖南省は、毛沢東の出身地ということもあり、
毛沢東像もお土産としてかなり売れているようです。
特に毛沢東が生まれた、韶山では昨年1.24億元を売り上げたとか。 ところが品質品質はピンきり。
かなりのクレームもあるようで、
湖南省は、今年、毛沢東像の品質基準を制定したそうです。
これは国による基準ではなく、あくまでも湖南省独自のものだそうです。 規定には、毛沢東像のデザイン、材質などに規定がもうけられたました。
それまでは、あまりにも実態と離れていたデザインの像もあったとか。
そのためデザインは、実際の写真などから起こされたものに規定されます。 この毛沢東像ですが、なんと神仏のように祭られていることも多いようで、
北京、上海、広州、武漢など40の都市で行われた、民間信仰調査によると、
11.5%の家で、毛沢東像が祭られているそうです。

http://news.xinhuanet.com/politics/2010-06/21/c_12244489.htm  

-*-*-

そうえば、我が家には、毛沢東関連グッズ、ないですね。 そういえば、ひとつぐらいバッジがあったかも

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2010年06月21日
今年の受験者数は975万人
もうひとつ、大学入試関連のニュース。
6月21日の人民ネットからです。
http://edu.people.com.cn/GB/11917090.html  

今年の「普通高考」(日本で言うセンター入試)の受験生は957万人。昨年比65万人減。
初めて、1,000万人を割り込んだそうです。
これは全国的な傾向で、四川、甘粛、チベット以外で、
受験生が減少しました。   理由は、該当年齢の人口が減少傾向にあることだそうです。
中国では出産制限がありますから...   また、ここ数年の傾向として、
高校から、職業高校に進学する生徒が増えていることにもありそうです。  

そして高校からの留学などにも理由はありそうで...
高3の1割の生徒が留学している学校もあるそうです。    

減ったとはいえ、957万人....
びっくりするような数字であることは確かです。

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2010年06月20日
中国の大学のサイトが相次いでハッカー被害
今月7日8日の二日間に、日本のセンター入試に相当する
「全国普通高等学校招生全国統一考試」(通称「普通高考」)が行われ、
間もなく、結果が出ようとしています。  

結果にあわせて、書く希望大学に、願書を出すのですが、
近頃は、大学のサイトで、願書を入力するシステムになっています。
ところが、100近い大学のサイトが、ハッカー被害に遭っていることが発覚、しました。

アクセスすると、トロイの木馬系のウイルスに感染するとか。 北京大学など有名大学のサイトから、専門学校のような学校のサイトまで
テスト直後から、被害が急増しているそうです。  

すでに被害も出ているようで、 ニュースの中でも
ウイルス対策ソフトの利用などを進めていました。 それにしても、こりゃ大変です。
自分のパソコンが感染しないように、ウイルス対策ソフト利用、
そしてアップグレードは必要ですね。

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2010年06月20日
場所がかわると高温オレンジ警報
南方は、豪雨オレンジ警報が出されている中国ですが、
目を転じると、高温警報が出されています。
海南省や陜西省、ではオレンジ警報だそうです。
オレンジ警報は、 24時間以内に気温が37度以上に上がると予想される場合に出される警報だそうです。  

中国の中央気象台の高温予報は今朝(20日朝)こんな感じです。 ピンクは35~37度、オレンジが37~40度、赤が40度以上。 トルファン盆地は43~45度という予報が出ています。

もう真夏ですね。   はてさて、豪雨のほうは被害がさらに広がっているようです。 昨日(19日)の報道によると、上海出発の南方行の列車18本が運休になったそうです。 また南方各地でも運休が相次いでいるとのことです。  

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何か面白い記事でも紹介したいなぁ... と思うのですが、 時節柄、お天気の記事にばかり目が行ってしまいます

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2010年06月19日
水害
このところ、福建省、江西省、湖南省、浙江省などで、 水害が相次いでいます。

 

18日に  
福建省では、山崩れで6棟が崩壊、19人が生き埋めになり7人が救出されたそうです。  
江西省では、ひとつの村全体が洪水で被害に遭い、8万人が被災しています。  
浙江省では、山崩れで8人が生き埋めになり、5人が救出されましたが、 一人死亡、4人が負傷だそうです。  

そして17日には湖南省の村落が大雨で孤立、土石流により二人が行方不明になっているそうです。  

現在までに中国の南方では大雨により69人が亡くなっているそうです。

そしてまだまだ大雨に対する警報はだされており、 今朝(19日朝)黄色からオレンジ警報に格上げされたそうです。
(警報は青、黄色、オレンジ、赤の4段階があり、 赤が最高で、オレンジはそのひとつ手前)      
このほか、17日には北京が大変な雷雨に見舞われ、 北京国際空港では560便がキャンセルになったそうです。   それにしても大変な水の災害です。    

-*-*-  

諸事情で更新をお休みしていましたが、 少しずつ、復帰していきたいと思っています。   あらためてよろしくお願いいたします

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