BRBL99秋のリーグ戦 

観戦記その3 対バイソンズ戦

99年10月29日(晴れ)

日本人会野球同好会隊意外的勝利!!

最強的白松隊号泣!!

臨時投手金山敦也非常意外的活躍!!  

試合前の挨拶 一塁側バイソンズ、三塁側FOYU

新華社電(記者 MR.X)10月29日(六)

 実は……by 男・前澤


バイソンズ 0 0 0 0 0 0 0       0
FOYU 2 0 0 0 1 0 x       3x

勝:金山  負:白樫

ベアーズ: 白樫 - 兼平

FOYU: 金山 - 宮地

 

バイソンズ: 橋本、今井、苅尾、三谷、白樫、佐藤、柿田、加賀美、兼平、草間、
        正木、苅尾、大石

FOYU:    藤久、成瀬、吉田、宮地、金山、前澤、陳、大村、岡野、畑山 


 北京体育大学にて行われたBRBL秋季リーグ戦のバイソンズ(師範大学)対 日本人会野球同好会FOYUの試合は、大方の予想に反し、老体に鞭を打つFOYUが、学生経験者豊富な バイソンズを下した。

 試合前のバイソンズのシートノックを見ていたFOYUベンチは静まり返っていた。原因は、お喋り副 キャプテン平田の不在ではない。バイソンズの守りがあまりに堅く、全員が揃って強肩であったため、 既に負けを覚悟していたのだ。そもそもFOYUメンバーは、既に身体的にガタが来ており、肩痛で 全力投球さえままならない者がほとんどであり、この反応もやむを得まい。 しかし、一人諦めていない男がいた。「相手のエースを精神的に追いこめば勝機はある。」と試合前記者に こう語ったのは、エース陣の欠席により、お鉢が廻ってきた金山敦也(日本語教師兼翻訳家-30歳)であった。

 金山は有言実行の男であった。投げては、スナップの効いた速球と絶妙なカーブを織り交ぜた打たせて取る ピッチングで、強豪バイソンズ打線を散発3安打、1四球の投球数87球の省エネ投球で完封。打っては、先制 2点安打で勝利打点と、まるで巨人軍ガルべスを思わせる、投打に渡る大活躍であった。

 試合は、初回のこの金山の2点打の後、金山の好投をFOYU守備陣が堅守で盛り上げ、6回には、 一死2、3塁から、宮地超強肩捕手の3塁ゴロの間に、3塁走者成瀬がホームを陥れ、この三菱商事コンビの執念で追加点を上げ、3対0とし試合を決めた。  

 これで、同好会チームは、次週韓国チームとのリーグ戦最終戦を残し、決勝トーナメント出場が決定(だよね?)。 バイソンズ研究の為にバックネット裏に陣取っていた他学生チームの先乗りスコアラー達は、両エース、主将を 欠きつつも、優勝候補相手に快勝した同好会チームに警戒心を強めていた。今後、同好会チームがリーグ戦の 台風の目になる可能性は十分有る。問題はメンバーの体力がどこまで持つかと、夜の接待&カラオケと野球を どこまで両立できるかであろう。


今日の長打: なし         

今日のMVP: バイソンズを完封に抑えた投手、金山

今日の特別賞: 今日の長老二人組……と言ったら怒られる?
           成瀬、宮地の40年コンビ。
           この二人が試合を盛り上げてくれました。 


 マネージャー談

 負けて当然で挑んだこの試合。メンバー位置の球歴の持ち主が試合を締めてくれました。いつもは一緒に活動している若手メンバーが相手とあって、試合しにくかったのも事実。

 FOYUが勝てたのは時の運。どちらが勝ってもおかしくない、緊張した試合でした。

 Mommyからバイソンズの諸君へ!! GOOD GAME!!



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