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097:耗子図(ねずみ使いの図)


ねずみ使いは、ラッパを吹きながら街を流していました。

横木を組み立てたものには、さまざまな小道具が吊り下げてあり、ドラを合図にねずみが、はしごを登ったり、水汲みをしたりを見せました。

北京の年中行事などを記した「燕京歳時記」にも記載があり

ねずみ使いは木箱の上に横木をしばって、鼠を調教、水汲みや輪くぐりなどの技をやるが、銅鑼の音で始めたり終ったりする。

と書かれています。

路傍で子供相手に見せたり、お屋敷に呼ばれて演じたり... お屋敷に呼ばれたときは、必ず「お宅に、ネコはいますか?」と聞いたとか何とか....


2012/05/31

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