燕京雑考 目次>>北京民間生活彩図>>
057:賣涼粉図(北京風ところてん売りの図)
涼粉(リャンフェン)... かなり力技で、北京風ところてんと訳しました。
涼粉は、青豆のでんぷんで作ります。 この売り子は、四角く固めたものを片方の桶に入れて運びます。 ちょうど”ところてん突き”でつく前のところてんの塊を考えてください。 注文があると、その四角い涼粉の塊を、細く切って、碗に入れます。 その上に、薬味やら、酢やら、ごま油やらをかけて、 箸で”つるつる!”と食べます。 まさしく、ところてんのようではありませんか?
売り子は、涼粉が入っている桶と、もう一つ、碗、箸、調味料などが入った桶を天秤棒で担いで、流し歩きます。
夏の風物詩です。
ちなみに原料の緑豆は、漢方で、暑気除けに効果があるとさている食材です。
2012/06/02
<<北京民間生活彩図<<燕京雑考 目次