燕京雑考 目次>>北京民間生活彩図>>

001:剃頭図(床屋の図)


北京の床屋は、街中を天秤棒かついで歩き回りました。
そして、頭を剃って、辮髪を結っていました。
当時、中国の男性は、辮髪... 頭の後頭部の髪を長く伸ばし、三つ網に結っていました。
江戸時代の丁髷にたとえられることが多いです。
床屋さんは、日本の江戸時代で言ったら、道具を持って得意先回りをする「廻り髪結い」の雰囲気でしょうか。

日本でも、江戸時代月代を剃りましたが、
同様に、中国では清の時代、清の時代、辮髪を結う髪以外は剃りました。
日本と同じように、顔も剃ってくれたとのことです。

床屋さんは帽子をかぶっていますが、
清の時代、辮髪を結って、その上には、お碗のような帽子をかぶりました。
理髪をされている人の帽子が、洗面器を置いている道具の上にかぶせられています。

古い写真を見つけました。


2011/10/23

<<北京民間生活彩図<<燕京雑考 目次