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014:潑水夫 (散水夫)


北京には
「無風三尺土、有雨一街泥」
風がなければ3尺もの土ぼこりが舞い上がり、雨が降れば街中泥だらけ
という成語があります。

土ぼこりを防ぐために水を撒くのが?水夫 (散水夫)。
現在は散水車がありますが、昔はこんな風に水を撒いていたんですね。

ちなみに街はこんな具合ですから、散水が必要なのは言わずもがな


2014/06/12

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ご参考

無風三尺土、有雨一街泥」...
風がなければ3尺もの土ぼこりが舞い上がり、雨が降れば街中泥だらけ

上の写真を見てもらえたら「無風三尺土」の雰囲気がわかってもらえるでしょうか。
この状態で雨が降ったら「有雨一街泥」状態になります。

同様のことばに

刮風是香炉、下雨是墨盒子
風が吹けば香炉(のように土ぼこりが舞い上がり)、雨が降れば墨汁入れのよう

というのがあります。

昔の北京の道路状態を表した言葉ですが、
春は今でも「無風三尺土」の状態になりますね...