扁額の「門」の文字
皆さんは「門」という漢字をご存知ですよね。扉の形の象形文字ですが、右と左は対照ではなく、右側をはねて書くこともご存知だと思います。はてさて、ところが北京の城門と故宮内の扁額の「門」の漢字、よく見てみると右も左もはねていないのです。果てさて、これはどうしてなのでしょうか。 かつて友達から「正陽門」の門の文字がはねていないのは、そこを出入りする皇帝の体を傷つけないためと聞いた事がありましたが、旧い北京についてQ&Aの方法で書かれた本にもそのことが言及されていました。
ここでは、北京の正門である正陽門にしか言及はされていませんが、前述したように、北京の城門のすべて、そして紫禁城の門の、すべての扁額の門の文字がはねていません。
いつ頃からこのはねていない門の文字が使われるようになったのか、まだよくわかっていないようです。でも文字のはねている部分を嫌って、まっすぐにしたというのも面白い話ですね。
☆ちょっと調べて見ました |
2001/12/29